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やわらかな仏教のことば 4/1250 「貧者の一灯(ひんじゃのいっとう)」

(前略)信心深い貧しい女が仏に一灯を供養した功徳が国王や富者の万灯にまさった,とある話に基づいた句で,貧者の真心から出たわずかな寄進,またそれが極めて貴重であることの喩えとする.(後略)

岩波  仏教辞典  第二版

今できる精一杯を差し出す  ということの尊さ

持てる物のすべてを手渡すのはきっと難しいが
けれど行動ならば、「その時の最善」を尽くすことができるかもしれない

では「その時の最善を尽くす」とは何だろうか

言い換えると「今できることをやる」ということなのかもしれない

まずは

①今できること/やるべきこと/やりたいことをきちんと把握する

その後に

②それらを実行する(熱を持って進むとき/淡々と進めるとき、それぞれに優劣はない)


これらは地味な作業になることの方が、きっと多い

けれどこうした小さな積み重ねを、きっと──神・仏・宇宙・お天道様・その他あなたが信じる存在が──見てくださっていると思う
(信じるものがなくても、「波紋が広がる」ことは信じられるかもしれない)

わたしたちはこうして「貧者の一灯」を
それぞれの信ずるものに向けて、差し出すことができる
いつでも

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