住友ファーマが身売りの危機!親会社の住友化学も堪忍袋の緒が切れた!

資金繰りが厳しさを増す中、当面は中長期的な成長投資よりも、会社の存続に向けたコストカットに集中せざるをえない住友ファーマ。こうした状況下で、親会社の住友化学は4月30日に開いた会見で、住友ファーマへの出資比率(現在は約51%)を変更する可能性について言及している。 これについて野村社長は「住友ファーマを今後どう成⻑させていくかという中での話と理解しており、(出資比率の変更や他社への株式売却などの)提案があれば、前向きに検討したい」とコメントしている。複数の業界関係者によれば、住友化学はすでに複数の製薬企業に対し、住友ファーマの株式売却を打診しているもようだ。

東洋経済オンライン

コア営業利益は1300億円の巨額赤字。ラツーダは稼ぎ頭だったが、特許切れ。いくら売れる薬があっても、特許が切れたら他社も売れる。次の収益源が育っていなかったようだ。さらに、ヨーロッパの創薬ベンチャーを買収したが、思ったように収益貢献しなかった。今はだらだらとお金が出ていく赤字体質だ。一刻も早く止血が必要だ。

製薬企業は非常に競争が激しい。競合が儲かっているのに、住友ファーマがこれでは、投資家は許さないだろう。

親会社の住友化学も売却を模索しているようだ。しかし、これだけ大赤字だと、買い手はいないと思われる。利益が出るようにリストラしてからになるだろう。どこをリストラすれば利益が出るようになるのかはわからないが、かなり苛烈なリストラになるのは間違いないだろう。

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