旧財閥のブランド

・三菱
日本最大の旧財閥グループである。源流は明治時代、岩崎弥太郎が政府との取引で大儲けし、商船取引を開始したことにある。巨大グループではあるが、ITが弱い。せいぜい、三菱商事傘下のタタと、銀行傘下の会社があるくらいだ。三菱重工と三菱電機は西日本では殿様としての威厳がある。

・三井
江戸時代に三井高利が越後屋呉服店を創業したことに始まる。戦前は日本最大の財閥であったが、戦後は三菱に抜かれた。金融は住友と融合しつつある。三菱や住友と比較し、緩やかな連合にとどまる。年配の方にはブランドが通じる。

・住友
江戸時代に愛媛県の別子銅山を開発し、誕生した。世界最古の財閥である。愛媛県と大阪府で強固な地盤があるが、東京での存在感は薄い。関西出身者が多い印象がある。NECが住友グループであるため、三大財閥のなかでは唯一、ITに強い。