ITコンサルタント志望の人はどうすればいいか?

ITコンサルタント志望(アクセンチュア、アビーム、IBMなど)の人は、何をどうすれば、いいのでしょうか?

従来でしたら、「何でもいいので、何かを学生時代に一生懸命頑張って、自己PRのネタをつくる」「自分のやりたいことがその会社で実現できるという志望動機をつくる」でよかったです。しかし、今後はジョブ型雇用になっていくので、それだけでは内定できなくなっていくかもしれません。

スペック上げをする上では、目的志向である必要があります。例えば、アビームコンサルティングでは、「戦略コース」「ビジネスコース」「公共コース」などがあります。戦略コース志望の場合は、多くの企業の経営戦略やビジネスモデルを自分なりに学習する必要があると思います。ケース面接の可能性もあるため、引き出しは多くしておく必要があります(マッキンゼーなどと異なり、純粋な経営戦略よりは、IT戦略よりの案件が多いと予想されます)。「ビジネスコース」と銘打っていても、実質はSAPと思ったほうがよさそうです。なので、ビジネスコースの場合は、少しはSAPについて勉強しておきましょう。

SAPの場合、海外展開プロジェクトも多いので、英語ができるほうが有利と考えてください(TOEIC 800点以上)。

また、SAP自体の学習よりももっと大切なことは「SAPでどのような業務改革に取り組みたいか」です。管理会計なのか、サプライチェーンマネジメントなのか、です。その程度のことも理解していないと、やはり落ちると思ってください。プロジェクト事例を学習したり、メーカーの業務プロセスを勉強するのがよいでしょう。

公共コースは、また違った取り組みが必要です。地方公共団体向けのコンサルティングなどが多くなってくるので、行政の仕組みなど理解してないと落とされます。可能であれば、東大の公共政策大学院など修士を持っているといいでしょう(必須ではない)。公務員志望の人が併願しても良いと考えています。

アクセンチュアの場合、アビームよりも幅広いITプロジェクトに携われると思います(アビームはSAPが多い)。Microsoft製品のコンサルティング部隊や、Oracle部隊などもあります。Mircrosoft部隊はおそらくアバナードと共同ではないかと思います(上流がアクセンチュア)。デザインやクリエイティブ系の学部の人はソングもいいと思います。

また、どのITコンサルタントであったとしても、AWSの基礎くらいは理解しておいたほうがいいと思います。これからの時代は物理サーバーはどんどん減っていくでしょう。

IBMは・・・キンドリルジャパンにいたこともあるので、多少はわかるのですが、あまり情報がありません。ACやABと比べて、自社製品を持っているのが特徴となっています。配属される部門によってやる仕事が大きく違ってくるので、注意しましょう。

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