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自作の写真撮影用ボードを、壁紙+テクセルボードで作成

写真を撮影する際の背景としては、ロール髪や背景布などが定番ですが、収納や出し入れに手間もかかり少々億劫です。薄いボードに家庭用の壁紙を貼るアイデアを参考に自作してみました。


テクセルボード

チョイスしたのはホームセンターで購入したテクセルボードです。
テクセルボードとは、ハニカム構造(板内が空洞)になっており、パーティション、照明カバー、仕切り板としてけっこうタフな用途で使われるものです。

チョイスした理由としてはやはり強度と軽さです。
厚み9.7mm サイズが450x600mmのボードをチョイスしました。この両面に、家庭用の壁紙を貼ります。今回はこのボードを4枚購入し、その裏表に壁紙を貼り付けます。

今回このテクセルボードをチョイスしてはいますが、実は安価なハレパネでも良かったかな?とも思っています。

まずは完成形

ボードのサイズは450x600mmで、用途は業務で撮影する小物用、およびメルカリ出品用です。テクセルボードの両面に貼り付けることによって、さまざまな雰囲気を出せそうです。

平置きでの撮影と、壁を立てる想定もし、汎用性の高そうなグレーとホワイトを立てかけで使えるように作ってみました。

表面。使い勝手の良さそうなグレーを2面確保
裏面にも壁紙を貼付。白+白の組み合わせもできるように考慮

壁紙の調達

壁紙は、楽天市場のかべがみ道場で購入しました。

  • 必要な面積で購入できる

  • 安価で種類が豊富

  • のり付きで基本そのまま使える

壁紙を貼り付ける際に使ったもの

かべがみ道場で購入した壁紙はのり付きでそのまま利用できますが、縁の処理、角の処理のため念のため壁紙用ののりを購入しました。

塗る用のハケも購入。

貼付け作業について

貼り付け作業ですが、実際はさほど難しいものではありません。必要なサイズに余裕を出すようにカットして、あとは脱脂したボードに貼り付けて、余分な部分をカッターで裁ち落とせば完成です。一応経験のポイントとしては以下です。

  • カッターは新品など切れ味の良いものを使う(刃をこまめに折る)

  • 2人以上の作業が効率的

  • のり付けは薄めに、フチは丁寧に

作業難易度はさほど高くなく、事前にマニュアルを見たりYouTubeなどで情報収集をすれば問題なくきれいにできるものかと思います。
ただし、壁紙としては、白やグレーなど薄い単色モノは粗が目立ちます。
木目やコンクリート調はそもそも凹凸があるため、完璧に均一貼り付けでなくても全然余裕でした。

完成品

完成品をご紹介します。

白木の木目

板材的な壁紙です。多少の主張はありますが、わりと汎用的に使えそうな雰囲気です。

目の強めな木目

背景の主張が強め。こちらは雰囲気出す用途で。

ブラックの木目調

ややギラつきます。こちらは

白壁紙

白壁紙はいくつも種類がありますが、どれを選んでもとりあえず問題なさそうです。

コンクリート調

無骨な雰囲気を出すのにこちらをチョイス。

グレー

白と同様、床面と壁面で使い勝手の良さそうなグレーもチョイスしました。

実際に使ってみるとこんな感じ

450mm x 600mmのため、小物やそれなりのテーブルフォトにも耐えうるサイズです。立てかければ壁としても活用可能です。

グレーを敷いて撮影。

置き方を丁寧に調整すれば境目はあんまり目立たなくなる感じですが、グレーを2面作っておけば、床+壁として活用も可能です。

コンクリート+グレー壁。

白木目の壁紙を床面に適用。

黒木目は背景の主張が強めですが、組み合わせるアイテムによっては効果的かと思います。

オールド風の木目壁紙も、組み合わせによっては効果的かもしれません。

収納性

テクセルボードは硬さが抜群で、不用意に折れたりなどはなさそうです。剃りにもそれなりに強そうなので、立てかけの収納でも問題なさそうに思います。何より軽量なので、さっと出して使えるのが良いところ。

ガチな撮影環境までは臨んでおらず、手軽に雰囲気を出したい、といった場合に重宝しそうです。

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