名前が嫌いだった話

しのぶって名前、変わってるよね。

私が、D×Pでの活動をしてきて１つ変化したこと。
それは名前が嫌いじゃなくなった事だ

みんなからしのぶん！って呼ばれる、あとはぶんぶん。しのぶ。とかぶん。とか
でも、沢山今は呼ばれてるしのぶんというあだ名も信夫と言う名前もすごい嫌いだった

嫌いだった理由は大きく２つある。
１つは、信夫と言う苗字だけでも定時制時代に目立っていた事。
先生や授業で私以外に同じ苗字がいないので、呼ばれる時、いつも嫌な思いがあった。

放送とかで名前を呼ばれるたびにやめてくれ。信夫なんて苗字、恥ずかしい。呼ばないで。

と思っていたし、正直すごい嫌いだった。

２つは父親が大っ嫌いだったので、
同じ血が流れてるとも思いたくなかった。
せめて、母親の佐藤を継ぎたかった。

この２つが理由で、信夫が嫌いだったけれど
この頃は少しずつ好きになった。
その好きになった中で、きっかけになった生徒の話をしようと思います

ーー

2週間に１回、水曜日に行われるライブラボ
(教室をお借りして、決まった時間に教室を開放して生徒と話したり仕事についての話や生徒に合わせて企画をしている活動です。)

ここで夏からずっと来てくれている男の生徒がいます。
私とは同い歳で、兄弟が沢山いてアルバイトも店番任されるくらい頼りがいがある生徒。

その生徒とは、ライブラボで話したりアルバイト先に遊びに行ったり。
いつもしのぶんって声かけてくれる生徒です

その生徒は来年卒業予定で、私がその生徒に言われた言葉の中で嬉しかったこと。

しのぶんはしのぶんやん、名前なんて関係ないやろ。

また食べに来てや。

悩んでる時の帰り際も隣でチャリ漕ぎながら
しのぶん、元気だしてや。心配やで。

本当に優しい、人を思える生徒やなって心から思ってます。

いつもその生徒は私を見ると笑ってくれるのが嬉しくて嬉しくて、アルバイト先にも何回か顔を出しに行ってます。

ここのライブラボでは、夏から今にかけて生徒の数も増えてきて
みんながみんな目的は違くてもスタッフの事を
しのぶん、たま、りさことか
名前を覚えてくれています。

時々、クレッシェンドに参加していたコンポーザーさんの名前も生徒から聞こえてきます。

この前は、ある生徒が○○○さんいないんですか？会いにきたんですけど。

と、声をかけてくれたり。
ここの学校の生徒が本当に好きだなあと思ったし、クレッシェンドをきっかけにライブラボに来てくれている生徒も何人かいます。

コンポーザーさんのありがたさと言うか、存在は少しでも生徒に届いてるなあとライブラボで感動したりします。

(いつも黒板描いてます。こんな緩い感じに、、、)

あと年内で４回もないライブラボ。
今年卒業予定の生徒も何人かいて、残り４回に想いがこもってくる1月です

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今、スタッフではなくてコンポーザーとしてある学校のクレッシェンドに入っています。

(コンポーザーは私達で言う一緒に授業をつくるボランティアさんで、スタッフの時に思ってるのは私達の仲間だと思っています。)

昨日、ある高校でのクレッシェンド２回目。
男の子グループで過去のジブンを話しました

とってもとっても緊張しました。
正直、怖かった。過去を話す壁が高いので、生徒が私の過去を聞いてどんなアクションをするのかな？大丈夫かな？とおろおろ

授業が終わって今の感想はめっちゃ笑った！です。

みんな真剣に話を聞いてくれたのが嬉しかったのもだし、

前回から名前を覚えてくれてる生徒が何人もいたことが嬉しかった。

しのぶやろ？忘れるわけないやんか！

またな！しのぶ！

忘れるわけない。その言葉って普段言われない言葉だからうるっと来てました。

そんな関係ができたのは、クラスにいてくれるスタッフや他の班のコンポーザーさんの支えも大きいなあと思っています。

(クラスのスタッフは、いつも困ってるとそっと会話に入ってくれて一緒に笑ってくれたり。同じ組のコンポーザー同士で振り返りをしたり、次回にむけて生徒のことを真剣にみんなで考える。それが一緒にできるクラスの皆さんが素敵です。)

そのグループの男の子達は、みんながフレンドリーとかめっちゃ明るいわけでなくて
話すのが苦手だったり携帯をずっといじってたり、嘘をついてきたり、すごい元気だったり。
初めも大人が来た！と言われます。

でもみんな私達に悪意をもって私達をいじめてる訳ではないと思うんです。

私が、ーーはどう思う？とか聞くと
俺はーーと思うわ。とかえしてくれる。
休憩中は一緒に廊下をでて先生探したり
おすすめの携帯アプリを教えてくれたり。

そんな素直な男の子達と、今回のクレッシェンドで同じ班でワークが出来ることが私はとても嬉しいです。

ワーク中にすごい言われたのは

しのぶってほんま天然やな

ツッコミおいつかんやん！勘弁して！

楽しかったわ

普段言われる言葉と同じで、
みんなが友達みたいだなって思いました。

あと2回だなんて嫌だなと思ってるのは本音です

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生徒からしのぶんって声を掛けられてこんなに嬉しい事は、仙台にいた時なんて殆どありませんでした。
今は本当に嬉しいです

私が自分の名前を好きになれたのは、大阪に来てからです。
大阪に来て、活動していく中で
いろんな人からのしのぶんって声を聞けたのが大きいと思ってます。
特に生徒や、同じインターン生、コンポーザーさんのおかげだと感じたのでnoteにしました。

私はみんながいてくれることが、本当に嬉しくも当たり前じゃないと思っています。

当たり前じゃないと言うのは、この瞬間が今だけかもしれないしこれからがないかも知れない。
だから、この瞬間しかないんです。
あの子達が卒業するまで、この場所と時間しかないんです。

そう思うと、残り何回、何回あっても足りないくらいこの活動を頑張りたいと思っています。

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またクラウドファンディングも残りもう少し。
最後まで応援してくれたら嬉しいです

https://camp-fire.jp/projects/view/212172

ぜひ私達の仲間になってください！
よろしくお願いします