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疑問点② 炭水化物制限をすると筋肉も落ちるのか

さて、100歳まで寝たきりにならないことを最大の目標にパーソナルトレーニングをしてみようかと思って受けたカウンセリング。今回はいくつか湧いてきた疑問点の2つ目について考察してみる。

トレーナーが言っていた、フェーズ①を取り組む上でおこる現象。炭水化物の制限により脂肪は削ぎ落とされるけど同時に筋肉量も減るっていうのは本当なのか。

さて、またこの本に立ち返ってみる。

「医者が教える食事術 最強の教科書」

「運動をすれば筋肉がつく」というのは事実です。しかし、「食事制限でやせると筋肉が落ちる」というのはウソです。

著者の牧田氏によると、食事で糖質を制限するとまずグリコーゲンがエネルギーとして使われ、次に脂肪が燃える。体中の全ての中性脂肪が燃え尽きると最後に筋肉の中のタンパク質からエネルギーを得るようになる。そして、そのようなことは山で遭難して1ヶ月以上なにも食べない状況でないと起こらないんだと。

要するに、筋肉がエネルギーとして使われるのは順番としては最後の最後で、そうとうな飢餓状態でないとそのような事態にはならないらしい。

本当にそうなのだろうか?
確かに、理論的(生化学的)にはそうなのだろう。ただ完全にこのような順番をキチンと守って体は反応するのだろうか。
「さあ、グリコーゲンが底をついたから次は中性脂肪くんが燃える番だよ」って。
ある程度オーバーラップしているような気もするが、もうこればかりは調査のしようがない。

そもそも正解はあるのか?

医学、とくに人間の体のメカニズムなんて散々研究されてきて、ゲノム解析だって何年もかけて完了したって、そういう医学レベルの世界に我々はいるんだけど、まだ解明されていないこともものすごく沢山ある。
この件に関しても、生化学的に仮説を立てて臨床研究をしないとはっきりとした正解は出ないのだろうなと思う。でもそんな研究に金と時間を費やす人たちはいないだろうから、永遠にブラックボックスだ。
だから、個人的になにを信じるかってことが大事になってくる。
自分なりに調べて、そして実践してみる。

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