本物に触れると勉強になる。だからボクは一歩踏み出す。若くないのにー(笑)

超ベテラン編集者さんが1年間で24回開催する講座を受講することにした。

数年前に受けたレクチャーにゲストで登壇(っていうか参加者8名くらいだったから壇上なかったけど)されてお話をうかがい、感銘を受けた編集者である。スパルタ塾って書いてあるけど、本物からのスパルタなら大歓迎である。

やっぱ本物は凄い。編集部時代、ボクは運良く業界NO.1の編集者から教わる機会を得た。

編集部中に響く怒号の声、ゲストが居る前での罵倒…。今では懐かしい。いや、そのお陰で今のボクがある。真剣に怒るのって疲れるじゃない。それなのに本気のスパルタ(笑)。感謝しています。ボクにはできない。

今回はお金払って通う講座なので、スパルタなのかはわからない。課題こなすのが大変って意味だろうかなー。自分が自分に対してスパルタにならないといけないのかもね。

まーいいじゃない。40歳フリーランス。誰からも怒られることはないノホホン生活。しくじると仕事切られる生活ではあるが、フィードバックとは無縁だ。本物からのフィードバックをいただけるだけで幸せだ。

今は若い編集者が多い。ライターとしてお仕事ご一緒させてもらっても、申し訳ないけど学べることは少ない。だって鍛えられていないんだもん。すぐ逃げる。でもそれは彼らのせいではない。予算が少なくなった時代のせい(と言っておこう。お客様なのでW)。上から教わることがなくなったせい。アイデアは素敵なんですけどね。実行できない。

ボクも一時期そうだった。オニが来る前までは。

やっぱ凄かったなー。本物にしごかれた本物にしごかれた人からしごかれる迫力と実力。スキルではなく哲学をたたき込まれた。編集界の伝統からくる、なんか凄いものを。ズタブロになりながら。

そんな、編集界の歴史で培われた、今や、伝授なんてされないモノを、もう一度確認したいのかもしれない。

そして、もう一度、昔みたいにズタブロになりたい。もう一歩本物に近づきたい。しごいた彼をしごいた彼が見ていた世界を感じてみてみたい。

そう思っているのです。

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