長距離バス事故のニュースを観て思い出した放送業界の話:我が命を守る
プロブロガーさん達が怒濤の勢いでnote数を増やしているのを見て、「負けてはおられん!」なーんて少しも思わずに、「あーボクも書くのが好きだった」、とにかく書いちゃおう♪なんて刺激されているのです。(あ、これ全部無料で読めます)
長距離バスの痛ましい事故が起こり、運転手の劣悪な環境が報道されていますよね。あー、大変だなーってニュース観ていたらフト思い出したんですよ。世の中にはマダマダ危険な運転をせざるを得ない人達がいることを。
編集部時代にボクをサポートしてくれたアシスタントさんが「放送局の下請け制作会社」出身だったんです。まー色々と裏話教えてもらいました(笑)。特に芸能人の裏話(笑)。皆さん気になるでしょうが今回はスルーであります。
彼は新卒で入社して3年以上ADとして頑張っていたそうです。話聞く分には楽しく仕事していたようなので「なんで辞めたの?」と質問したときがあったんです。
すると・・・
「命に危険を感じたから」
との答え。
ADさんなので朝から朝まで(晩ではない)大変です。タレントやPやDに気を遣いながら現場で動き回ってクタクタなのです。しかも寝る時間がない。人が足りなくて現場を複数掛け持ちするとさらに地獄だったと彼は言います。
でも、ここまでは若いし楽しかったからよかったらしい。
問題は、そこからの車運転。タレント乗せたり機材運搬したりと車の運転はADの仕事。放送業界の朝は早いのです。朝から朝からの朝からの運転!ボクみたいに家で無駄に時間過ごしてからの運転とは違います。運転できないけど。皆さんわかりますよねー。彼が「命に危険を感じた」理由。
高速入ってからの居眠り運転はざらというか、防げるワケがない。さすがにタレント乗せた車で事故るとヤバイので、そこは上も気を遣ったみたいなのですが、単なる機材運搬(スタッフも機材に入る)とかは連日徹夜勤務の下っ端をバンバン使っていたそう。
彼は危ない目に遭いながらも無事故(的)な感じで3年間どうにか切り抜けられたそうですが、仲間が次々と事故っていくのを見て、あー、やばい、と。これ以上は無理。事故らないうちに辞めようとの決意に至ったワケです。
彼から学んだ3つの教え
1)危険な運転をせざるを得ない人は、残念ながらいるようです。もらい事故に気をつけましょう
2)仕事が楽しくても、命の危険を感じることがあったら職場から逃げましょう
3)せっかく気骨のある人を雇っても「忙しいから」「人が足りないから」で経営していると逃げられる
ではでは。
*いつものように校正はしていません・・・。
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