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連載 週刊誌という「世界」

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常に賛否を浴びる週刊誌というメディアではどのような人が働いているのか。週刊誌記者を18年やりフリーに転じた筆者が体験的週刊誌論を執筆していきます。週刊誌というメディアが存続してい…
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「週刊誌」という世界#12 週刊誌は世界で闘えるか

晴天の霹靂 2010年10月、僕は編集部のデスクでメモをまとめていた。既に編集部から発注…

コラム 元週刊誌記者の呟き…

僕は短気だ。そして元週刊誌記者だけど、週刊誌の仕事が好きだった。 だからこそ同業の軽口に…

週刊誌という「世界」#11 スキャンダルという危険な罠(前編)

「彼女が議員会館にいるから合流して」 夕方17時、新聞記者からこう電話を受けた僕は衆議院…

週刊誌という「世界」#9 スター記者と週刊誌的「正義」の話

「失礼します!」 鉄の扉を開けると、そこには喧嘩の強そうな先輩記者がいた。 「おう座れや…

週刊誌という「世界」#7 任侠と人情の間~FRIDAY編 最終回

女性は「失礼します」と言った 「飯島秘書官について取材したいので、記事の詳細についてお聞…

週刊誌という「世界」#5 「初スクープ」は突然に――

僕が記者になった少し前の時代から、週刊誌は斜陽の時代を迎えていた。 「フライデー」は最盛…

週刊誌という「世界」#4 ライターから記者へ転じた”理由”

「ジャーナリズム文章教室」同様に、ノンフィクションライター講座」も講義後は講師と生徒を交えての飲み会が開かれた。生徒だけではなく野村さんと飲みたいというメディア関係者も多く集まっていた。 そのうちの一人である週刊現代記者のKさんに、こう声をかけれらたのだ。 「赤石さん、フライデーの記者やってみない?」 なんでもKさんは月刊記録を読んでいてくれたらしい。Kさんの知り合いにフライデー編集者がいた。同編集部の記者に欠員が出たため、新しい記者を探しているというのだ。 経験をど