付き合った話

結論から言うと昨日彼氏が出来た。
私にとって人生2人目の彼氏。1人目の彼氏は大学に入ってすぐに出来たんだけど私の事を元カノの名前で呼ぶようなクズな男だった。1ヶ月で別れた。それから3ヶ月くらいたって同じサークルの気になる先輩ができた。彼は夜の散歩に誘っても自転車を、急いで走らせてファミマまで来てくれるような人だ。私の事すきって全力で伝わるし私も好きだった。でも関係を1歩踏み出すのが怖くて気持ちを言えずにいた。そんな曖昧な2人が夜の散歩に出かけた。2日続けて散歩に行った。1日目は少し肌寒い日で星が綺麗だった。ベンチに座ってたわいもない話をして笑ったり沈黙に心を落ち着かせたり眠いの?って聞いてきてじゃあ帰る?って言われてもまだ帰りたくないのやり取りをを3回くらい繰り返してからやっとベンチから立ち上がって家に向かって歩き出した。この微妙な距離は私にとってもどかしくてそれでいて心地よかった。明日も散歩に来ようかなって言う彼の言葉になにも返事しないで一緒に夜道を歩いた。私の家に着いたらありがとうございましたって言ってバイバイした。その時に明日も会えるかの保証がないんだなぁって気づいてしまった。彼女だったら言えるけど別れ際に寂しいって言えないんだなって当たり前なのに気づいてしまって胸が痛かった。2日目の夜の散歩に誘われた時は行く前に今日は絶対告白するんだって心に決めて散歩に出かけた。昨日と同じコースを歩くんだけど昨日よりも風が強くて寒かった。彼が「さむいねと言ったらさむいねって聞こえるんだよ。知ってる?」急に意味のわからないことを言ってきた。どゆこと?と聞くとそれはbacknumberの思い出せなくなるその日までという歌の歌詞だった。日常の些細な事を歌に重ねる所が好きだなって思った。一緒にその曲を聴きながらまた歩き出した。ベンチに座ってる時も昨日よりも近い距離に寒いせいだけじゃなくて彼も私と同じ気持ちならいいなって思った。家に送って貰って家に着きそうな時に私はもう少し遠回りして帰りませんか?と訳の分からないことを言った。彼はじゃあこの道右行くかと遠回りに同意してくれた。自然と繋いでた手に私は勇気を貰ってぽつりぽつりと話出した。貴方のこと好きだけど踏み出すのが怖いこと。失うものが出来るのが不安なこと。経験が少ないから伝え方が分からないこと。それでも特別な存在になりたいこと。全部できるだけ言葉にして伝えてみた。彼はそんな私の言葉を聞いて気づいてたよってだから俺も気持ち伝えたら迷惑かなって待ってたよって言った。でも大丈夫なんじゃないかなそんな彼の言葉に私と付き合ってくれますか?って私は聞いた。うんいいよってシンプルな返しをしてくる彼。好きの言葉をお互いに使わないで遠回りな言い方だけどこんな形もありかなって思えた。彼となら大丈夫な気がしたから。言葉にしないと分からないこともあるけど今は言葉がなくても痛いくらいにお互いの気持ちがわかるから今はこのままで居させて欲しい。LINEのメッセージもちゃんと返してくれて安心感をくれる彼だから。焦らずにゆっくり自分たちのペースで関係を作っていけますように。

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