〈農を育てよ について〉
肌感でしかないのだが、新規農業を試みる次世代の数が増えてきてる様な気がする。
例えば市長や県長との話し合いの場には必ず県外出身の新規就農者や2、3年目の農業従事者がいるし、友達にもそう言った境遇の人がいっぱいいる。親から受け継いだけど未だノウハウが熟知していないという家族もいる。
果樹王国を謳う東根市は、それ相応のサポートはしているのだろうか。
安心して従事してもらえなければ、旨い果物も作れないと思う。
心に少し余裕がないと、なかなか上手に膨れた実になれない。
本当にこれからも果樹を謳っていくのなら、精一杯出来る限りの補助をするのが筋であり、市(市長、役所員、税の出所として住民)としての仕事なのではないのだろうか。
以前、議会で誰かが質問していたが、畑の面積(何十町歩かは失念したが相当)減った話だけをして結局答えが見つからず答弁は終わっていた。
市長も市議もなにしとんねん。声出しただけかいな。
どうも本気で解決したい熱意が誰からも伝わらない。
子育て支援も同じく、この街は口から出任せが横行しているようだ。
解決策が見えぬ令和5年時点。
解決しようと奮起する人も居なくなった令和5年。
これからも果樹王国を掲げるならば、農業従事を希望する人を徹底的にサポートしてあげたい。
例えば、農業従事初期は何もわからないわけだから、人手の足りない農家で働いてもらう。月の収入は全額市で肩代わり、もしくは、雇用者と市で折半。
5、6年したら、独立か引き継ぐか選択できるのも面白いと思う。(状況による)
引き継ぐことは、農機具類もそうだし、何かこう、命のリレーをも感じる壮大な何かを感じる。
資金があるのであれば、どこか土地を見つけ、好きなように耕す事が出来れば理想だ。
もし本気で農業従事者不足を懸念するのであれば、ハイスペックな村農的学校を作っても良いのかもしれない。
小さい頃からの教育が全て大事なわけで、いきなり即戦力を見つけられる筈が無い。
最終的な理想は、自宅の庭やベランダで、ささやかでも野菜作りをする文化が生まれた素敵なことだと思う。
採算が見合うのか不透明な箱物建設で、税を消費している場合ではないとも思う。
子育て支援の拡充など、予算を使わなければいけないところは多分にある気がするのは気のせいか。
兎にも角にも、補助のニーズをとことん聞き出して、それに応えていかなければ、いずれ果物も、子どもたちも背負えなくなるだろう。
新規就農者と東根存続危機農家をマッチングさせる術があったらいい。
新規畑の取得や、農機具類を一から揃えるとなると、卒業後に重くのしかかる奨学金のように、気が遠くなるほどお金がかかってくる。し、喫緊の課題なわけだからもう時間は無い。
誰かに引き継いでほしい限界農家と、就農を目指すやる気のある若い就農者でのバトンが上手く繋がれば、その若者は東根に住み続けてくれるかもしれない。
議論の余地は大いにあると思っている。
先日、市の農業課で話を聞くと、東根市独自で新規就農者をサポートする制度はほとんど無い。
よくそれで果樹の街を謳えたものだと感心したほどだ。
大人は真面目な顔をして平気でおかしなことを言う怖い生き物だと思った次第です。
優先順位を見間違い、謳う割には補助が行き届いていない街、東根。
R5.4.16追記
農家最優遇の街 東根 くらい豪語出来る市にしたいものだ。
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