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ガラスに両手を付けるマーク

ダリオ・アルジェント監督の『サスペリアPART2』には霊能力者のヘルガが手斧で斬られ、ガラス窓にぶち当てられて殺されるというショッキングなシーンがある。

斧とガラス窓という組み合わせは『シャドー』で書評家が殺されるシーンでも繰り返される。

さて、登場人物がガラスに手を当てるという動作は監督デビュー作『歓びの毒牙』の画廊の二重の自動ドアのシーン以降、ダリオ・アルジェントの映画にはしばしば登場する。『サスペリアPART2』でヘルガが絶命する直前にも彼女は両手を窓ガラスにべったりと付けている。

実は『サスペリアPART2』ではヘルガだけではなく、主人公マークもガラスに両手を付ける動作をするシーンがある。

ガラス越しのマークのイメージ(絵は筆者)

どうでもいい話だと思われるかもしれないが、こんな細部を見ていくのも面白くて、何度見てもこの映画は飽きることがない。

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