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ブラッククイーンのあっけない最期

ダリオ・アルジェントの映画はたいていあっけなく終わる。何かがストンと落ちるようにパッとエンディングを迎えてしまう。

『サスペリア』で人々の命を奪い、自分の強さを豪語していた魔女は、あっけなく主人公のスージーに刺し殺されてしまう。

『サスペリア』の魔女エレナ・マルコスのイメージ(絵は筆者)

『インフェルノ』の魔女も、鳴物入りで登場するけれども、あっけなく焼死する。

盛り上がらないとの批判もあるが、夢というのは突然に醒めるものである。

ダリオ・アルジェントの映画は夢がベースとなっているのだからこれでいい。

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