映画の日だから今年観た映画を振り返る

この記事は、Unityゲーム開発者ギルド Advent Calendar 2021 12月1日の記事です。Unityゲーム開発者ギルド はいいぞ！

前置き

さて、みなさん12月1日が何の日かご存じでしょうか？

なんと12月1日は【映画の日】だそうです。この記事を見て映画館に駆け込むともしかしたら映画が安く観られたりするかもしれません。知らんけど。ウソ言うたかもしれんけど。

ゲーム作りには多様なインプットが必要！　映画最近観ていないな～という方、たまには開発の息抜きに映画観ませんか？

前置き②

2021年1月から、毎週1本映画観ようキャンペーンをしていたのでそれらを紹介します。実際は観れない週があったり、2時間以上ある映画は2週に分けて観たり、暇すぎてアホみたいに映画観た日があったりしました。

現時点で45本見ていました。11か月×4weekで平均するといい感じになってそう。

映画の記録はFilmarksというサービスを使っておこないました。おすすめです。

あらすじはあったりなかったりです。それではどうぞ

映画紹介　～5点～　全員絶対観て

チェンジリング（5点）

実話を元にした映画。子どもを誘拐された母親は息子を懸命に探したが、警察が差し出してきたのは"息子ではない少年"だった。子どもに会いたいだけの母親と、「誘拐事件を劇的に解決した」ことにしたいロサンゼルス警察との壮絶な戦い。これは特に女性は見るのショックかもしれないですがほんとうに良い映画だった……。

タイタニック（5点）

恋愛映画だと思ってたんですけど、ほぼ震災パニック映画ですごかった。一回見ると良いですよ。エンダ～～～～～～イヤ～～～～～～からはほど遠いアクション映画なので……。

イエスタデイ（5点）

じわじわ良い映画だと感じた。ある日いきなりこの世からビートルズ"だけ"が消えてしまった。しがないシンガーソングライターだった男は、この世で唯一ビートルズを覚えている人間になってしまう。ビートルズの楽曲でアーティストとして売れていく葛藤、ずっと自分に才能を見出してくれるヒロイン、なんか急に家に来るエド・シーラン、ヤバいエージェント、と諸々コミカルな要素がありつつ、テンポよくまとまっていてよかった。休日のおともにぜひ。

ターミナル（5点）

出国後、母国が実質消滅したことで入国できず、ジョン・F・ケネディ国際空港内で長期間過ごすことになったビクター。彼のターミナル内での出会いなどを描いた感動作。←これです。マジで…。全員観て……。空港の書店の本で言葉を覚えたり、カートを回収するとお金がもらえる仕組みでお金を稼いだり……。言っちゃえば空港でホームレスなんですけど、すごいですよ。

search／サーチ（5点）

突然失踪した娘。父親は彼女を探そうと、彼女のSNSアカウントから彼女を探していく。そこで観たのは父親から見た娘とは違う娘の姿だった。アイコンで人探ししたり、フォロー/フォロワーから友達辿ったり、めちゃくちゃ面白い映画だけど、ネトスト力つよい父親がいるとやばそう。

帰ってきたヒトラー（5点）

ヒトラーが現代に生まれ変わった、という壮大なifを描いた作品。引くぐらい面白いので観て。

ショーシャンクの空に（5点）

有名タイトルだな～と思いつつ見れていなかった。無実の罪で投獄されたアンディの30年に及ぶ刑務所生活を描く。雨に打たれているジャケットが印象的だが、30年間という期間や、刑務所で受ける大変な仕打ちを思うと本当に良いシーンだなと思う。

映画紹介　～4点～　普通におすすめ

蜜蜂と遠雷（4点）

どうしてものだめカンタービレと比べてしまうけれど、のだめは音楽を通して分かり合う作品で、蜜蜂と遠雷は音楽を通じて違いを確かめる作品だと感じた。これ小説どんな感じなんだろな……。

５パーセントの奇跡　嘘から始まる素敵な人生（4点）

実話を元にした作品。先天性の病気で95％の視覚を失った青年がそれでもホテルマンになりたいと奮闘する。家族も周りもあったかくてな……。

スノーデン（4点）

NSA（米国家安全保障局）の職員エドワード・スノーデンが、米国政府による膨大な個人情報監視の事実を暴露する実話。何か成し遂げるときってすごく静かさを装うよなあ、凪いだ水面の下で行われる壮絶な攻防。いや～～～～～～～～～怖すぎる……。

SING／シング（4点）

何も考えないで見れるので良い。知ってる曲があるとテンションが上がる。

ハンターキラー 潜航せよ（4点）

ロシアで起こったクーデターにより、拘束されたロシア大統領を救うため、アメリカの潜水艦がなんやかんやする話。潜水艦という特殊なシチュエーションで緊張感があってよかった。個人的には陸部隊が好き

ザ・コンサルタント（4点）

あ～～～～～～～こういうのがいいんですよ最高

2人のローマ教皇（4点）

教皇選挙での1幕を実話ベースで描く。派手さはないけれど、神父としての歴と教会の重厚さが深く胸に浸透してくる感じでよかった。

スタンド・バイ・ミー（4点）

これ親になる前に観とくべきやつですね

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン（4点）

天才詐欺師と、それを追うFBIの話。こういっちゃうと身もふたもないけど、ルパンと銭形警部の妙な信頼感というか。追いかけてくれる人がいるから逃げられるんだよなあ。

リチャード・ジュエル（4点）

自分はもっと褒め称えられるべき存在だと、褒め称えられることを渇望して自ら事件を起こしてしまう人間、と自分はもっと褒め称えられるべき存在だと思いながらひたすら自分の職務が世の役に立つものだと信じて愚直に行動する人間。その２つは本当に紙一重で、でもリチャード・ジュエルは後者だった。あきらかなお涙頂戴や、感動が掻き立てられるような表現がなく、読み終わったときの爽快感が静かで良かった。

ペンギン・ハイウェイ（4点）

森見登美彦ワールドをそのまんま落とし込んだ感じ。描写が鼻につく感じはありつつも、青春で爽快でめちゃくちゃで美しい。

映画紹介　～3点～　積極的におすすめはしないけど良かった

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ（3点）

ガンダムまったくの初見でした。ワードにはついていけなかったけれど、とにかく絵が綺麗。謎世界観にも説得性があってよかった。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア（3点）

これが噂に聞くシャアとアムロね……。映画版はアニメ版をぎゅっと縮めていて、たまに不自然な部分もあるがお手軽でよかった。

ベイビー・ドライバー（3点）

犯罪組織に「逃がし屋」として雇われているタクシードライバー、ベイビーの話。テンポもいいし楽しい映画。ボスがいい人なんよ。

ハドソン川の奇跡（3点）

実話を元にした映画。ニューヨークで起こった航空事故ののち、ハドソン川へ着水させて乗客全員が生還した。その運転手がそののち、責任追及をされる話。本当に川へ着水するしかなかったのか？判断ミスで機体を水没させただけでは？実話だけに嫌なリアルさがあってよかった。テンポも良い

フォレスト・ガンプ／一期一会（3点）

有名タイトル。フォレスト・ガンプがこれまでの一生をバスの待合ベンチで行きずりの人に（無理やり）語り聞かせていく。めくるめくという言葉がぴったりの人生が、めちゃめちゃ楽しいのにめちゃめちゃ悲しくてよかった。

黒い司法 0%からの奇跡（3点）

黒人差別の中、同じく黒人である新人弁護士が戦う映画。過去の実話の映画化だけど、いまもこういう事例は0ではないんだよなあと思う。

THE GUILTY／ギルティ（3点）

緊急指令室のオペレーターであるアスガーが、ただ電話を受けていくだけでゆるやかに事件に巻き込まれ、取り込まれていく。映像のほとんどは緊急指令室を映していて、電話を通しての"音"だけで進んでいく物語。こういうのがいいんですよ。

TENET テネット（3点）

IQ3のぼくにはむずかしすぎました。すごくおもしろい映画だということだけはわかります。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う（3点）

これすごく言い表せないんですけど、かなり好きな部類の映画ですね。ストーリーじゃなくてずっと"感情"を描いてるんですよね。はちゃめちゃな感情の波に揉まれる感じかなり良かったです。

インターンシップ（3点）

パソコン何にもわかんない中年2人でGoogleのインターンに潜り込む話。いやこういう人チームに2人はいらないけど、会社に1人はいてほしいかも。良いGooglePR映画では。いまでもtwitterやnoteでバズる構成な気がして面白い。

フォーカス（3点）

ウィル・スミス演じる詐欺師と、新米女詐欺師がなんちゃらしつつなんちゃらしていく話。おしゃれだしテンポもよくてよかった。おさまりが良い。

オリエント急行殺人事件（3点）

ここまでネタバレ踏まないでこれたのすごい。スタイリッシュポアロが良かった。

エノーラ・ホームズの事件簿（3点）

ホームズの妹、エノーラ・ホームズの話。イギリスの貴族社会にイーーーーーッってなってる奔放な少女という感じでよかった。ネトフリオリジナルらしく、随所に金かかってる感を感じる。

検察側の罪人（3点）

何とも言えない。なんか最近の日本映画のお手本みたいだなと思った。

記憶にございません！（3点）

誰も傷つかなくてハッピーな万人受け。

映画紹介　～2点/1点～　Not For Me

ドクター・デスの遺産－BLACK FILE－（2点）

末期患者に安楽死で"苦しみのない美しい死"を与える謎の医者「ドクター・デス」に迫るクライムサスペンス。ストーリーは悪くなかったけど、綾野剛と北川景子の演技がバタバタすぎて冷めてしまった。

マスカレード・ナイト（2点）

木村拓哉演じる警官が、捜査のためホテルに潜入してホテルマンとして振舞いながら潜入捜査を行う。映画の2作目。

竜とそばかすの姫（2点）

曲めっちゃ良い

ブレイブ ストーリー（2点）

これノーカット版はいつ放送されるんですか……

HELLO WORLD（2点）

knowを映画化したほうが良かったのでは……？

水曜日が消えた（1点）

中村倫也演じる、7人の多重人格を持つ"僕"の話。1日毎に入れ替わるからそれぞれの曜日を名乗って生活している。エンドロールがかわいい。

未来のミライ（1点）

曲がよかった

イニシエーション・ラブ（1点）

「最後の5分すべてが覆る。あなたは必ず2回観る。」というポスターの文言は忘れてみた方が良いですよ。あとアヒルと鴨とコインロッカーという映画がおすすめです。

映画紹介　番外編

いっぱい紹介してきたのですが、じゃあどれ観ようかと悩んでしまいますよね。ここでとっておきのおすすめを紹介したいと思います。

少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド（100点）

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト（100点）

アッ皆さんもうタイトルを目にしただけで若干キラめきにやられてますか？　大丈夫ですか？？？　もう観てない方は居ないと思うのですが一応念のため挙げさせていただきますね。とりあえずアニメ1巡して、ロンドロンドロンド→劇場版です。私が言いたいのはそれだけです。純那の輝きを見てくれ。

リョーマ！ The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様（100点）
冒頭3分がyoutubeで公開されていますので、こちらを見ればほぼ本編の空気感と狂気は伝わると思います。

多分常人の方の健康な精神ではこの映画に耐えきれないと思います。

この映画を楽しむにはまず漫画を新テニ含めてすべて読んでいただき、テニスの王子様のミュージカル（テニミュ）の1stを購入してすべて視聴ください。その後、各部長のキャラソンはすべて聞いて頂いた上で、「Love festival」と「テニプリっていいな」の2曲は特に魂にしみこむまで聞いてください。

そのうえでリョーマ！を観てください。お願いします。

あと映画はDecideとGloryの2パターンあって、内容分岐があるのでお気をつけて……あっもういいですか？　はい。

映画大好きポンポさん（100点）

いや～～～～～～～～～創作するにあたっての葛藤をこんなにも創作側だけの目線から描いた映画がありましたか……？　

花譜さんの歌う主題歌「例えば」がめちゃくちゃ良くて

例えばその光があれば

揺れる瞳も　爪の色も　あの人の手の温もりも

全部を捨ててもいい

どうでも良いんだよ

すごない？　主人公を恋愛にも逃げさせず、友情にも逃げさせずひたすら創作に打ち込ませた気概。創作者の一個の救いだと思う。

幸福は創造の敵。そうなんだよなあ。

終わりに

1週間に1本映画観るってまあまあ難しいなと思ったけれど、なんとなく続けられてよかった。特に最近は「最初から見たかった映画」というより「見たい映画を絞り出す」という感じになっていて、常に見る映画のノルマに追われている感じでそれはそれで楽しい。

ただ、日付順で並べると明らかに後半のスコアが落ち込んでいるので顕著に表れているなあと思う。

それでも、思ったより面白かった映画や、普段見ない映画に出会えたので良い一年でした。ゆるやかに続けていけたらいいな。

みなさんも素敵な映画ライフを。

それでは。