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呼ばれたので何か書く

 noteを開くと「8月31日までに書くと2ヶ月連続更新」なる文言が現れて、少し焦りながら筆を取った次第。
 特に書きたい内容があるわけではないので、何を書こうか。
 ここ最近、少し心持ちを変えたので、そのことについて書こうかな。

 私は昔から占いとかスピリチュアル系とかオカルトとかおまじないとか、そういう非科学的だけど人生をちょっと豊かにするためのアドバイスが好きだった。
 決して傾倒するわけではないけれど、日頃の心構えとして良いなぁと思ったことを実践しているつもり。

 いくつか挙げるなら以下のようなこと。
①ピンチはチャンス。心がネガティブになった時こそ向き合うべし。
②過去や未来を考えても仕方ない。今に集中する。
③自分の心と会話する。

 ①について。
 いろんな場面でイライラしたりモヤモヤしたりすることがある。女性の場合は一月の周期において理由のないモヤモヤもあるだろう。
 そんな時こそ「自分に向き合うチャンス」であったりする。
 そのネガティブな感情を、仮に別のもので解消したつもりになったとしても、夜寝る前に思い出して「やっぱりあれって理不尽だった!なんかムカつくー!」と蒸し返してしまうこともある。時々ね。
 そんな時は自分の心に問う。
「じゃあ、どうして欲しかったの? どんな状況なら私は満足した?」
 結果的にどういう状態だったら良かったのか、自分に対してどんな状況を望んでいたのかを考える。それでいて、そのモヤモヤを言語化してみる。
 例えば、好きな人にプレゼントを渡すとする。当然喜んでくれるものと思って渡したところ、相手は少し逡巡して「嬉しいけど、別にこれじゃなくても良かったっていうか…」と評価してきた。
 きっと怒りや悲しみが込み上げてくるだろう。
 相手の喜んでる顔が見たかったのに! たくさん時間をかけて考えたし、少し高価なものだけど奮発したし。愛してるって分かってほしかった。というか、当然プレゼントされたら喜ぶに決まってるでしょ!
 これらの気持ちから相手に対して求めていたのは、おそらく「自分を認めてくれること」。愛を受け入れてくれることや、パフォーマンスに対して労ってくれること。それらを求めていたことに気づくはず。
 「なにそれ、相手のことを想ってないみたいじゃん!」となるかもしれないけど、決してその求める気持ちは悪いものじゃない。当然の欲求だ。
 だって、それがもしも完全なる慈善活動なら相手の反応で自分の気持ちは左右されないのだから。
 で、その本来の要求する気持ちが判明したら、相手にその処理を求めるのではなく、自分自身で受け入れて癒してあげる。
「彼に認めてほしかったんだね。そっかそっか、つらかったね。悲しかったね。もう大丈夫だよ、よく頑張りました。私の頑張りは私が一番よく分かってるからね。十分素敵よ」
 想像の中で、「悲しい気持ち」をぎゅーっと抱きしめて温めてあげる。自分で自分を認めてあげる。励ましてあげる。
 私は特にそうだけど、自分で自分を許すことができない性格をしている。それを、私自身が許して解してあげるだけで、だいぶ気持ちは和らぐようだ。

 ②について。
 人が思考する時、それは過去のことか未来のことしかないのだという。
 要は今、まさに今だけに集中してボーッとしろということ。
 何も考えない、いわば瞑想状態。
 5分間の瞑想で仕事のパフォーマンスが上がるとはよく言われる話だけど、頭や心に余白を作る練習は常日頃からしておくと良いとも言う。
 いざ「瞑想をするぞ!」と気構えると、場を整えたり音楽を流したり、人によっては香を炊いたりするかもしれない。そこまで厳密に頑張らなくてもいいし、「そうでなきゃいけない!」という強迫観念は、心の余裕と反対方向なのは想像しやすいと思う。
 ただ「今」にだけ集中する。
 呼吸をしてる。体調も普通。目に見える景色は穏やか。空調の音が聞こえる。
 ……今に集中すると、思考が無くなるのがなんとなく実感できるかと思う。

 ③について。
 すでに①で述べたことなので簡潔に書くけど、事あるごとに自分自身と会話する。
 ……引かれるかもしれないけれど正直に書くと、私には10年以上イマジナリーフレンドが脳内に住んでいる。良き相談相手だ。
 私がトラウマで発作を起こしていると、その人は「深呼吸して。大丈夫だから。よしよし、落ち着いて」と声を掛けてくる。その声に従って自分を宥めると「ちゃんとできたね、えらいね」と褒めてくれる。
 これは自分自身との会話であると思ってる。やっぱり、引かれる内容かもしれない……。

 そんなこんなで実践していくと、歳を取ったのも相まってだいぶ気持ちのコントロールができるようになってきたように思う。まだまだな部分も多いけれど。
 逆に、もっと若い頃に実践したかったなとも思う。今だからこそ気にかけるようになったとも言えるけれど。
 今が一番若い、ともよく言うね。この言葉も結構好き。

 おわり。

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