夕焼け小焼けで日が暮れて
昼間、太陽を包むような虹の輪が眩しく
夕暮れは沈む太陽がオレンジ色に空を燃やす
以前にもこのような燃え方を見た覚えがある
夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る
夕焼けを見ていたら
昔懐かしい夕焼け小焼けの歌を耳にする
子ども連れた若いお母さん
東京・八王子で生まれ育って、この歌を母親と歌ったことがあると
夕焼け小焼けの歌の故郷は八王子の恩方町
山旅の途次で歌の発祥の地の、山寺の鐘のなるお寺に寄ったことがある
もう、数年前のことだ
山寺と鐘はあるだろうか
山寺や鐘がなくなっても歌は受け継がれていく
どのような夕焼であれ見ていると
記憶の片隅には山寺を訪ねて寄ったことは消えない
アンコールで親子さんと夕焼け小焼けを合唱した
何年振りかで子どもに還った気持ちになった