下向きに咲く初心(うぶ)なカタクリの花
カタクリの花の季節を友人から知らされて
カタクリの花の咲く"石碑の里(いしぶみのさと)”へ
この日は、日射しのある暖かな日で
自転車に乗って行きました
小高い山の斜面で樹木でうっ蒼としていましたが
カタクリの花を楽しまれる人は多いです
茎先が一つずつ下向きに咲く、淡いムラサキ色のカタクリは可愛い花です
カタクリの花言葉は、初恋・寂しさに耐える
下を向く姿は、恥ずかしそうに下を向く初恋の乙女の初々しさのイメージ
なんとなく抱きしめたい感情にとらわれます
日暮れ近くになると花被片を閉じ始める
カタクリの反り返りは日中の陽ざしがあるときなどで、夕方には傘にように閉じてしまいます
カタクリは昆虫のセミと同じように
種子が地中に入ってから8年~10年くらいの間花をつけず片葉の状態がつづき、それからやっと2枚の葉を出して開花するといわれています
開花時期は、3月~6月、見頃は3月~4月頃です
片栗粉は、このカタクリの球根から作ります
作り方は、カタクリの球根を潰して袋などに入れて水洗い繰り返します。水洗いして沈んだデンプンを集め白くなるまで何度も水を換えてから乾燥させて片栗粉をつくるのです。気の遠くなるような作業です。
このようにして作られた片栗粉は最高級品で、お湯に溶かすと無色になり、とても風味がよいといわれています
今スーパーなどで販売されている片栗粉はジャガイモのデンプンから作られたものです
昔の人は、カタクリの球根を石うすなどを使って潰してから作っていたようで大変だったと想像されます
見ていても飽きない可憐な花です
夕闇が迫るまで見て堪能しました
参考資料:
みんなの花図鑑
Green Snap
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