ニコンの105mm(Ai改)
古いニッコールレンズの中でお気に入りのレンズその2として105mmF2.5について少し書いてみたい。
由緒正しい(謎)中古レンズ
このレンズはある意味由緒正しい中古レンズの買い方で手元にやってきた。今は新橋に移った中古カメラ屋さんが原宿竹下通りにあった時に、このレンズに出会った。
当時は50mmF2の魅力でモノクロはニコン!、みたいな状態だった。その時の手持ちは50mmF2の他はAi改造24mmだけだった。
電車を撮るには望遠が欲しくて、となって購入したのがこのレンズだった。
一番感動したのがAi改にあたって爪が外され、ネジ穴が改造用のネジで塞がれていたこと。
行きつけの写真屋さんでもらった24mmAi改の爪は無惨に切り取られていたので、それとは違う素性の良さを感じた。さらに元の箱や透明ケースも付属していた。
自分の購入した中古レンズでそういうきちんとしたものは他には無い。
どんな画が出るのか
コレクターでもなんでもない貧乏な自分には、そういう蘊蓄よりもどんな画を出してくれるのかが重要。
過去に状態だけは良かった43-86を借りてなんじゃこりゃ?と思ったことがあるのでともかく撮影してみたが、50mmF2同様、ちゃんとした画が出てくる。
Ai改なのでデジタル化後も活躍を続けている。
最近の画像はこんな感じ。
Z6にアダプター経由で装着して撮影したのだが悪くないと思っている(止まりきっていないのはレンズやカメラではなく腕が悪い)
ちなみにカラーも使えなくはない。
デジタルなら色はある程度補正できるし。
我が家にはキヤノンFD100mmF2.8も存在しているのだけど、この頃の中望遠はどちらも切れ味が良い。ふと光学系の黄金期だったのではなどと思ったりしている。
(終わり)
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