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「農スポまちづくり」

~新たな“農業プレイヤー”の創出プロジェクト~ 

■社会的インパクトとなるモデルケース創出
・若年層の新規就農数は伸びてはいるものの、まだまだ数が足りていない。
・若年層の取込みには″農業″のイメージの改善が不可欠である。
・社会的インパクトとなる、新たな農業モデル創出に向けた取組を推進したい。

■リクルーティングターゲットは ″アスリート″
・ターゲット向き施策は ″農業×スポーツ″
・既存の農業のイメージを一新する                  
⇒農業界に新たな“農業プレイヤー″を創出する。

■「農業×スポーツ」のポテンシャル①:人材問題の符合
【農業界の人材状況】農業従事者の高齢化と若年層新規就農者の伸び悩み
現在、我が国の基幹的農業従事者は、65歳以上が6割強、40代以下が1割(30代以下は5%)と著しくアンバランスな状況となっている。
持続可能な力強い農業を維持していくためには、若者の新規就農者を増やし、構造バランスを正すことが急務であるが、思った通りの伸びを示していないのが実情である。
⇒深刻な人材不足問題を抱える農業界

【スポーツ界のセカンドキャリア事情】:アスリートのセカンドキャリア需要の増加傾向
引退した選手のセカンドキャリア問題に対して、様々な支援策が競技団体やアスリートOB/OGにより提案されている(JOCによる支援制麿、日本ブロ野球協会のネクストキャリア支援制度等)。
2020東京オリンピックに向かってアスリート育成がより一層強化されるため、セカンドキャリア需要は増加する傾向にある.
⇒セカンドキャリア問題を抱えるスポーツ界


■「農業×スポーツ」ポテンシャル②:ジャンル特性の親和性
「地域性」 :地域密着、コミュニティ
「身体性」 :身体への意識の高さという両ジャンルの共通特性に加え、
「体を作る」:“食”への関心の高さが考えられる。


■『農業×スポーツ』ポテンシャル③

【農業で活きるアスリートのキャリア(資質)】
<技術力>
・基礎体力/身体的センス
・反復練習と向上心
・先進技術(新しいやり方)の受容性
<危機管理能力>
・精神力とメンタルコントロール
・対応力(考え抜く力)
・反骨精神(前進する力)
<経営力>
・チームワークと自立心
・計画性(練習プログラム)
・チームマネジメントカ
<PR力>
・アピールカ(チームパブリシティ)
・ファン育成
<共通項目>
・食べることへの関心


■アスリートのセカンドキャリア選択のポイント
“トップアスリートの誇り″を損なわずに、価値観を転換しモチベーションを持たせる。
  ⇒落ちぶれる感じや地味な世界に行く感じは持たせない。


■マスト要件:ファーストキャリアを活かす
・トップアスリートというファーストキャリアは社会的“資源”である。
・トップアスリートの“資源”(無形レガシー)を地域に還元する仕組みの補完
・トップアスリートとしての“資源”の社会還元

①ネクストアスリートの育成
②スポーツを活用したコミュニティ振興
⇒「農業×スポーツ」を社会にポジティブインパクトを与えるアスリートの
セカンドキャリアの先進モデル事例とする。

■「農業×スポーツ」まちづくり:「農業兼指導者」として働く枠組みの構築【マスト要件】
引退するアスリートが地域での農業を前向きに、主体的にスタートできる枠組みとして、「ネクストアスリートの育成」というファーストキャリアを活かすミッションを用意。
農業を本業としながら、学校の部活“外部指導員”、地域のスポーツクラブの“監督・コーチ”等の役割を担い、次世代アスリートの育成に努める。

2つの活躍の場を用意し、引退アスリートを受け入れる体制を整える。

【解決したい課題】 
・農業界の若年層人材不足
・教育場面での人材不足
・地域でのアスリート育成
・地方の若年層流出                         

■「農業×スポーツ」の発展フェーズ
【第1フェーズ】:「アスリート兼農業」のデュアルキャリア
【第2フェーズ】:「農業兼指導者」働く枠組みの提供
【第3フェーズ】:クラブファーム経営
⇒農業ファンを増やし地域活性化のシンボルとなる。
【ゴール設定】 :「農業×スポーツ」が地域活性化の中心的存在へ

⇒新・農業プレイヤー誕生

■クラブファーム経営
アスリートのファーストキャリアを活かし、クラブチーム発想の農業ファームの経営を目指し、“農業プレイヤー”という新しい職業ジャンルを農業界に確立する。

【ファーストキャリアを活かしたクラブチーム的ファーム経営】
・農場名、ロゴ開発(=クラブチーム名称)
・マルシェ開催 (=試合)
・会員メリット(=ファンクラブ)
・農場体験イベント(=ファンイベント)
・ユニフォーム・グッズ販売
・地元TVとのタイアップ

■新・農業プレヤーのイメージ
新しい職業カテゴリーとしての「Sport-Farmリーダー(仮称)」
⇒「スポーツ」と「食農」を繋ぎ、「Sport-Farmの管理運営・マネジメント」担うことのできる地域リーダー人材を育成する。

■地域活動イメージ
農業法人でセカンドキャリアをスタートした元アスリートが、学校の部活“外部指導員”や総合型地域スポーツクラブで“監督・コーチ”としてスポーツ指導にあたるとともに、農業体験の場や食育も施していく。
また、多種多様な仕事にチャレンジしながら地域活性化の一役を担う。

■スポーツと農業による地域活性化に必要な条件           
【タスクフォース】
・農業法人、組合
・総合型地域スポーツクラブ
・学校課外活動外部指導者
・地域住民(生徒・親)
・大学
・自治体

~新たな“農業プレイヤー”の創出プロジェクト~
「農スポまちづくり」第一弾スタート
農林水産省・令和元年度農業人材力強化総合支援事業
農業の新しい働き方確立支援:新しい働き方地区プロジェクト     

事業名:新たな“農業プレイヤー”創出による働き方改革         
福島まつかわ農スポ協議会・福島まつかわ農スポ倶楽部
令和元年8月8日~事業開始

記載:2020年5月16日 赤木弘喜

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