倍々ゲームで馬券を買っていくと実際どうなるのか簡単な検証をしてみました。②

前回に引き続き、検証をしていきたいと思います。
前回の結果は、２日間７２レースの馬券を買って、
差し引き　＋3,250円 24勝／72Ｒ＝　勝率33.3%
という結果になりました。結果的には12,700円の元手でしたので、元手を126%増やすことに成功しました。ただ、理論上50%に近づけたい勝率が33%という惨憺たる結果になっており、勝率を高めるか、期待値を高めるか（勝率をそのままに高配当を狙う）をしなければなりません。競馬素人が勝率を高めようとすると、強い馬かを見極めるということが必要になるので、今回は期待値を高めるために賭けるオッズを高めに設定し、勝率33%を狙います。

今回は、前回の反省を踏まえ、基本前回を踏襲しつつ、若干の修正を加えます。前回肌感で感じたのは、単勝２倍の馬は、２回に１回も勝てないということです。それをロジックに組み入れていきたいと思います。

それでは今回のルールです。
・馬券の購入最小単位は100円
・基本は、単勝でオッズが2.5倍（2.0～3.0）前後に賭ける（一番2.5倍に近いもの）。そのオッズがない場合は、複勝のオッズが2.5倍に近いものに賭ける（最大最小の中間値が2.2～2.8のものに限る）。過去のレース結果を使うので、恣意的な要素は介入させず、機械的に賭ける。
・最初のレースは、100円賭ける。負けたら次のレースで、200円、その次は400円、その次は800円と賭金を上げていく。
・予算に上限がないと必ず勝つので、初期の持ち金は100万円とする。
・シミュレーションは令和元年８月の過去のレースを使う。とりあえず８月１０日、１１日の新潟、小倉、札幌の結果でやってみる。理由はあるサイトにオッズと結果が載っていたから。
・機械的に賭けるだけだが、一応恣意性が入らないよう賭ける馬券を決めてから結果を見る。
・負けて終わるとマイナスになるリスクが高まることから、最後の６Ｒの間で買った場合は残りのＲを待たずして終了する。
・とりあえず、目標はプラスになること。

【結果発表】
馬券購入累計額　37,900円
払戻額　37,600円
差し引き　－300円
25勝／71Ｒ＝　勝率35.2%
最大賭金　6,400円　※ちなみに、6,400円のとき仮に外したあと、６連敗していた場合には資金が尽きる計算。

結果、マイナスになってしまいました。理由としては、最後に負が続いて取り返せず終わったためです。それがなければ、還元率は150%超えしたのですが。最後勝ち逃げするロジックを組み立てればいいのかな、と。対象オッズを上げたのに勝率はほとんど変わらなかったため、試算は大成功です。また次回改良をして試算をしてみたいと思います。