バインド
ーママ、頭切れてから、オカシイ。
空気読みません本質しか見えません担当長女。
ーいや、頭切れてない。切れたの血管。それにオカシイのはもとから笑。
でもやっぱり、右前頭葉の血管が何本切れたのかわからないけれど、あれは私をバインドしていたものだ。まさにマインドをバインドしていた紐帯が名実ともに切れたんだと思うと感慨深いものがある。意味ある偶然。意味づけした必然。河合隼雄先生の墓前に参りご相談したいくらいだ笑。
公私を問わず人と接する時は、間口は広くとってオープンマインド、それは職業病もあるのだけど、バイアスかけないよう意識して自分の枠組みから外にでるように努力している。でも、絶対に自分の最終ライン、二重扉の向こうの鍵は閉めておく。
本当に自分が言いたいことはグッと飲み込んでまず言わない。相手が言いたいことを聞く、聞き出すための会話。だからコミニケーションは円滑。一白水星の中でも水の性質が強い質で、器によって自在に形を変えられるし、形を変えても水は水の性質を失ってはいないので、自分的には寄せたという感覚はないし、ゲイゴウスルのともちょっと違う。1枚目の扉はパアンと開いてあるから、多分仕事でもプライベートでも、ハタには心開いてると見えるだろうし、実際開いている。もう1枚扉あるだけで。
でも、血管キレて、彼岸を向こう側に見て、何故だかわからないけどまた帰ってきてみて。こうありたいから、こうあらねばならぬと縛っていたほっそーい紐、いや血管が切れて、私がその分フワッと軽くなって扉開けて表にでてきたみたい笑
いい年こいてホントの自分を曝け出すのが怖かった。それで嫌われちゃったら退路断たれてるじゃない苦笑。いくらnoteでイキッたって現実に満身創痍傷つく覚悟は出来ない。だから腹話術のチコ。自分は隠してチコに喋らせてふんふんと相槌うってたんだ。
そのくせ、好きになると掌返し、自分を全部受け入れてって、だって好きなんでしょう?と豹変して求める。相手はビックリするよね。それまでは受容的理解力包容力あるチコさんが、私を理解して!ってグイグイ迫り出すんだから笑怒り出すんだから!
詐欺だね笑
理解は双方向互いにするもの。自分は互いに曝け出し合うもの。ライブはコールアンドレスポンス。セックスは二人でするもの。
ひとつ関係を子どもを巻きこんで壊してわかったこと。
でも。更なる二重底抜け体験。
傷ついたって死ぬことはあらへん
ホントに死んだら終わりやん
生きてるうちに楽しまな そんそん
死にそうになって得た人生訓が余りに俗物的で笑
もっと高尚な悟りを得たかったなあと笑
自分でも笑けるのだけど
楽しいとか、嬉しいとか、好きだとか、そういうことを
抱きしめて生きようと
だから今日共に働く人たち、共に過ごす人のことも愛おしくてたまらないし
大切に思う人のことはさらに大切にしようと思うし、誰が自分を思ってくれているのかも、見えるようになる。
アジカンもGRAPEVINEもRADもくるりも
じわんと胸を締めつけて下半身に沁みる
退院してからは巡礼と称して会いたい人には会いにゆくことにしているのだけど、改めて会って話せば
互いの井戸に深く深く降りて行く感覚があって
それはゾクゾクするほどで、何十年付き合ってきた友人と話していても話題は尽きないし、素直に曝け出せば今までなかったように話は展開して驚きがあるし、互いの琴線が共鳴してウヒウヒ笑って、時間はあっという間走馬燈並に過ぎゆく。
ドMのふりして縛られてた自分が
ひょっこり無罪放免シャバに出てこれたみたいだ
見るもの聞くもの触るもの
この子には全て新しいのだ
でも身体はロートル笑怪我せぬようぼちぼち参りましょう
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