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姉御とサードプレイス

普通火事は水をかけて消すものだけど

ダイナマイトの爆風で消火するモデルもある

マイナス×マイナスはプラスみたいな

肉を切らせて骨を断つみたいな

発想の転換というか

くるりの赤い電車のように

モーター音を消すべきノイズではなく

音階と捉えれば

そこにメロディが生まれた

そういうやり方もあるよねって

気づかせてくれるような

世界観に魅力を感じる

大きな病気をして

非日常を確かにこの身で体験し見せつけられたのに

はい、上映は終わりましたと、劇場から一人だされて街に再び戻されてしまった

あの出来事は何だったのか、どう折り合って、自分なりに落とし込めばよいのか分からなくて

身体は働かなければ、養ってもいけないし、仕事には自分の役割もある。頭だけがフワフワあの日々を漂うアンビバレンツな毎日

少し冷静になり思うのは

助かったことに答なんかないし、これからも探して見つかるもんでも多分ない。

でも、答がないことに耐えられなくて、絶対手に入らない答を探してちょっと頭がオカシクなっていたんだと思う。

藁をも摑むような、ブチと摑んだ草ごと再び溺れる日々を繰り返して、充分に溺れきり、はたと気づく。この道はいつか来た道キミはいったい何がしたいの?笑

溺れる藁つかみゴッコは止めなさいと

自分の中の自分がツッコむ

病を帳消しにするような

病に自ら飛び込みダイナマイトに着火

病の極大に触れて反転

そして鎮火 地に足がついて日常に帰ってきたような気がする

なんてことを話させてくれたのは

私の姉貴的な存在ミミさん。柳家花いちさんの新作落語を、彼女のプロデュースするイベントに聞きに行く。

本当に聞き上手で、ミミさんの投げかける問いが、私の井戸にポチャアンと音を立て波紋をつくる。自分でも思ってもみなかったような言葉が、口をついて出てきて、ああ、私、こんな風に思ってたんだと気づかされる

お釈迦様と孫悟空みたいな関係かな笑

今度はどこまで行って、何を見てきたの赤毛さん?聞きたいわあって微笑んでくれる。

フフフ。そうね。正気で狂ったら辛いものね。狂うなら病まないとね。

でもきっとミミサンからしたら掌の中で、私の失敗までホントは見えていて黙って私が泣きついてくるまで待っていてくれるのかもしれない。

是非是非、サードプレイスのススメ。


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