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夢かウツツか

母のことを書こうとぼんやり思っていたからか
夢を見た

2階に妹と私二人でいて
泥酔して帰宅した父が
妹を襲おうと階段を登ってくるのを
思いっきり胸を蹴って階段から突き落とした
蒲田行進曲みたいに父は転がり
今度は階下にいた母を襲おうとしたので
持っていた分厚い本を
父の脳天めがけて思いっきり投げつけていた

そこではっと目覚めて3時8分

ここまではっきり覚えてるのも久しぶりだと
ボーっとする頭で思いながら
ついでにオシッコオシッコと
まだ暗い部屋をヨロヨロと歩いて

ついでに健やかなる娘等の寝息を聞く

可笑しいのは
実家はマンションで一軒家に住んだことは1度もないから
これはあくまで夢の中の家で
マチズモとか父権制とかマンスプレイニングの象徴としての家なのかもしれない

三界に家なしなんて昔は言われたから
父親を蹴落とす娘というのも
なにかに抗う宣言なのかもしれない

あと父は極めて家庭的な人で
もちろん暴力を妻や子供に働いたことは1度もない
妻にはまあ子どもの知らない世界があるかもしれないけど
私達姉妹が性的虐待を受けていたということもないから

これは多分父親という存在か
夫、または男という存在に対する怒りなんだろうなと思った

それにはっきりNOを突きつける自分と
一回目は目には目を歯には歯をハンムラビ法典方式で対抗するけど
二回目はペンは剣より強し福沢諭吉慶応大学作戦に打って出て
本、つまり自分の知識で戦おうとするのが
なんか面白かった

女3VS男1の図式も
毛利元就三本の矢を思わせるし
一人で駄目なら3人で力を合わせればいいじゃないって暗示してるのかもしれないし
ひとりじゃまだ勝てないよって

私はフェミじゃないし
男だから女だからというより
その人が好きでその人が男だったり女だったりするから
男女で論を勃てるのはあんまり好きじゃないけど
でもやっぱり男性性と女性性と違うから面白くて
男と女は凸と凹でできているんだと思っているけど

お告げのようなものを夢から勝手に受け取って
牛のように反芻している土曜日の朝に

良い週末をお過ごしください

曲はめんたいロックのルースター
詳しくないのだけど
元夫と出会ったのが荻窪ルースターというライブハウスだったから
たぶん一生忘れない名前



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