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経験値なんてさ

今までも足掻いて

溺れながら藁摑んで

ひっくり返された虫みたいにジタバタして

当たって砕けろ派らしく笑

マッチ売りの少女よろしく

人に、街に、擦り散らかしてきた

割と低温でも発火するタイプみたいで笑

頭に血が昇りやすくて

わー初めてみた!聞いた!知らなかった!発見した!と小躍りして鼻の穴膨らませてドヤ顔で笑

アチチと火傷もしてはいるけど、そこは学習せずに笑

失敗体験だったとは思わずに

畑の肥やし的に薪に焼べて

それもガソリンに自家発電マッチポンプ繰り返してきた

コバラムビーチで調子こいてカフェでチャイガブ飲みしてサンドイッチ食べて

帰国する日の朝からヘビィダイアリーアで

グラウンドホステスにトイレに近い通路側に座らせろと、ケツの穴菊の花みたいに締めて青ざめた顔で迫ったら

オーケーと、よくあることよと微動だにせず、ちゃあんとトイレ真横に座らせてくれた

トイレに籠もって離陸したなあ笑

話がそれたけど

まるで小説みたいだと言われることもある

冗談はヨシコサン笑

真実は小説よりも奇なりっていうじゃない

そんなエピソードはちょっと旅したら誰だって幾らでも枚挙に暇がない

ムンバイ空港のトイレにはインド人家族が住んでいた。住んでいたんだよ!それは不夜城国際空港が1番効率的に小銭を稼げる場所だから。占有しないとライバルに場所を奪われるから。信じられる?でも現実。

ムンバイのスラムでは、頭に血の滲んだ包帯グルグ巻にした乳児を抱えた母親がワンルピーバクシーシって、枯れ枝ファルヒアみたいな腕を伸ばしてくる。のを私は振り払って歩いた。

だってキリがないから。モノスゴイ数だから。物理的に無理なんだ。

自分の安っぽい親切心とか、そんなんはあっという間にズダズダだし、自分のエゴも見せつけられて言い訳も出来ないし身の置き場もないんだ

タイでは象皮病の、足が何倍にも膨れた人が街に普通にいたし、カンボジアでも内戦虐殺の爪痕、ドクロマークの看板をそこかしこに見たし、足を地雷に吹き飛ばされ杖や車椅子を使う人も少なくなかった

惑星だって同じとこ周回してる限りはたとえ何億光年の道だって、それは軌道だし、旅じゃない。

道草食ったり、好きな方向に逸れる自由もないし、疲れたと止まることも許されないから。

半径四キロ歩いて1時間狭い中学校区の世界をずっと踏み固めてる訳じゃない

こちとら頭だけじゃなくて、身体ごと移して、あちこち擦り散らかして来てるんだ苦笑

自分の目と耳と、肌感覚で確かめてきたことの経験値は大きい。唯一無二、自分だけの経験則を演繹できるから

そう、演繹。

演繹するには、自分の引き出しに大量のインプットが必要。照会かけたときに、ピッタリのヤツを引っ張り出せるか。

だから、経験値だけでもだめ

語彙は増やすもの。どれだけ本を読んで他人の文章インプットしたか。それにピッタリフィットする四字熟語、故事成語を引けるか。詩の一句、音楽のワンフレーズが浮かぶか。問われるのは知性。己の脳ミソの皺だ。

最近はすっかり皺が浅くなり、ツルンと脳ミソがしつつあり、3歩歩かなくても忘れ散らかしてるけど笑

なんて書いたのは

自分がモノを知っているなんてミジンコも思ってないし

まだまだ知らないことを知りたいと思うし

その時には手で触れて体温を感じて

2人の間のシナプスに電気信号が走るのを確かめたいから


あ、長々と書いてきましたが、RADWIMPSのスパークル

この曲に 言いたかったこと

美しいメロディーに乗せて野田洋次郎さんが語りかけてくれますんで

そっちの方が、全然オススメです汗

経験と知識とカビの生えかかった勇気をもって 未だかつてないスピードで君のもとにダイブを            

スパークル  RADWIMPS

これ、これを言いたかった涙

やっぱ、邦楽ロックは経典だなあ。

全部もう書いてあるやんか。







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