見出し画像

会いたい人がいる



10月18日。
あっという間に、アフリカ渡航へあと1日と迫った今。
なぜ、アフリカへ行きたいのか正直な気持ちを綴ってみようとおもいます。

*****

旅人生活が終わり、日本へ帰国してもう2年が経とうとしています。
苦しいような、足元が浮いているような、そんな日々をずっと送ってきました。



毎日毎日、考えるのはアフリカや外の世界の事ばかり。
ただ、なんとなく。心の居場所が「今」は「ここ」ではない気がして、夢想家のようにただ想いを馳せる日々もありました。



あの時の自分は、とても輝けていたのに…
「旅」と「アフリカ」と「世界」をとった私は、なんとつまらないのだろうと、自分が分からなくなりました。



目の前の人に向きあいたいのに、「私の居場所はここではないから」と中途半端な態度をとってしまう自分が嫌でした。

機会があってアフリカの話をさせてもらうのですが、自分の想いと現状がどんどん離れていく気がして、自分の言葉が薄く聞こえてきました。



*****



そんな日々の中でも、ずっと、ある家族のことが
頭に残っています。

それは、双子のブレンダという女の子と、
ブレイという男の子と、その両親。
タンザニアで暮らしていた時に、
近所に住んでいました。


外から来た私を、とても誠実に温かく迎えてくれたこのファミリーと、私はとても仲良くなりました。


彼らとの日常は生活はこんな感じ。

夕方くらいに、ママは2人を連れてケータイの充電をしに、私の家にやってきます。

それが、ちょうど私が学校(小学校でボランティアをしてました)から帰ってくる時間と重なるのです。

1歳3ヶ月の2人は、歩けるのが楽しいようで、一緒に手を繋ぎながらお散歩したり、お家の牛を見に行ったり、石をカチカチならして遊びます。


毎日ヘトヘトで帰ってくる私にとって、ブレンダとブレイとの穏やかで愛しい時間は、幸せそのものでした。




手洗い洗濯が苦手で、真っ黒になってしまっている私の靴下を擦ってくれるママ
いつもとても丁寧に挨拶してくれるパパ
尊敬する大好きな、お二人。
この家族がただただ大好きでした。

実は、パパとママは耳が聞こえません。
ブレンダとブレイは聞こえるようだけど、ほとんど発声を聞かなかった気がします。

たまに、時間があると、お家にお邪魔させてもらったりもしましたが、
いつもお家は薄暗く、シンと静まりかえっていたのが、妙に心に引っ掛かっています。


*****

日本に帰ってきてからも、その家族のことは頭から離れませんでした。


もし、色んな知識や技術があって2人を楽しませられたら…
そんな想いで1年半勉強して、保育士の資格を取りました。

もし、ブレンダとブレイの成長していく姿を残せたら…
そんな想いでカメラを持ちはじめました。



ただただ、「皆に会いたい」その気持ちだけで、進んできました。

そして、ア福リカ(アフリカ的福を感じるWS)のイベントをやり切れた今。
アフリカの可能性を実感し、前よりも少し自信を持てた今。

今がタンザニアへ行く時だと直感で感じています。

「今じゃなくても」「お金もいっぱいかかるのに」「もし、コロナにかかったら」

いっぱい考えたけど、自分の心が出した決断は
「今は、自分の気持ちに従いたい」ということ。


「何しにアフリカへ行くの?」という問いに、沢山理由をつけて答えてはいるのだけど…
(実際にアフリカで、始めていきたいのは、とってもあるのだけど…)

ただ、大好きな人達に会いたい。だだ、大好きな場所に帰りたい。
そんな想いで、いってきます!


ーーーーー

(今回の渡航は、ほんの1ヶ月弱ですが...)

最後に、

ここに来るまで、沢山の方が私をアフリカへ
繋いでくれました。

「アフリカに行こう」と決めた9月。

ア福リカの皆んなとの時間が、最後の一押しでした。

タンザニアの今について、一から教えてくれ、
励ましてくれたうのっち。
タンザニアで一緒にできることを考えてくれる、みおさん。

諦めそうになった時、何とか行ける方法を一緒に考えてくれた、りさとりゅーちゃん。
「諦めそうなら、車レンタルしてでも迎えに行ってあげるから!」と言ってくれた、カカ。
生き生きしてるねいつも受けとめてくれる、すかっち。

(ア福リカについては、いつかもっと深く書きたい。。!)

ヒッチハイクで繋いでくれたお兄さん達。
ミサンガを編んでくれた、さき。

いってらっしゃい会を開いてくれて大阪メンバー。

パッタイをご馳走してくれた、しょうたと、
祈りをかけてくれた、しょう。

夜に急に電話をかけて、「どうしても行きたい」
という想いを承知してくれ、沢山のサポートをしてくれる母。

他にも沢山、沢山の方から、メッセージや励ましをいただいて、だから、今私は夢を見れています。
皆さんの事を、心に刻ませていただいています。

どれほど、有難いことか。
今、涙が溢れてきます。

いつか、私も恩返しできるよう、優しさとパワーを送れる人であれるよう、精進してきます。

本当に本当にありがとうございます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?