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交換日記#04【タイトルが思いつきません。】byあかちゃん


あおちゃんへ

昨日そっちのけにした仕事の数々、今頃どの様な具合でしょうか。大問題に発展していないことを願っています。
もしくはパソコンに隕石でも落ちて、何も無かったことになったらいいね、とも思っています。
宿題を忘れた小学生の現実逃避ようなことをいっておりますが、「交換日記」という習慣を始めたことによって気持ちが若々しくなった気がします。
コミュニケーションの手段を変えるって、面白いですね。この話し相手はいるけどいない感覚と、それを記録として残せるこの形式をすごく新鮮に感じています。

いきなりだけど、交換日記を始めて気づいたことがあります。
あおちゃんはよく物を忘れます。
私もよく物を忘れます。
起こっている現象は同じだけど、過程も結果も全く違う気がしていました。
あおちゃんは忘れたことに執着せず受け入れて、忘れたこと自体も忘れているけど、
私はどうしても、「忘れ物をしてしまった自分」を許せません。
でも昨日こんな変化がありました。
会社で、すごく話したくなる出来事が起こって、すぐにあおちゃんの顔を思い浮かべました。
いつもなら家の玄関の扉をあけて2秒後に「ねぇ〜きいて〜」といって話し始めるような内容です。
しかし、昨日は交換日記の存在を思い出し、あとで面白い感じに文章にして、あおちゃんに伝えようという結論に至りました。

その結果、今、全く何も覚えていません。話したかったことが楽しいことだったか嫌なことだったかすら分かりません。
でもあおちゃんの、ゆる〜い物忘れの感覚を分かった気がしました。
覚えているべきことが沢山で、取りこぼした結果の物忘れではなく、
未来の可能性に期待して、一旦置いておいた物忘れ。糠床に寝かしたきゅうりみたいなワクワクする物忘れではないでしょうか。あおちゃんがいつもゆる〜く楽しめている理由を一つ見つけた気がします。

そしてこの発見で盛り上がっているうちに、帰宅中のバスの中でやろうと思っていた資格勉強も忘れてしまいましたが、ここは未来の私に期待して、夜頑張ればいいか〜と呟いておきました。成長の兆しです。


ところで驚いたことといえば、あおちゃんにとって「今日ご飯何食べたい?」は何も聞いていないのと同じことという事実でしょうか。
わたしはその質問にすら命をかけて答えようとしてしまうのです。
もしも「パンツ」と言ってしまえば、絶対にパンツを食べなければ、自分自身への信用の無さを嘆いて、梅雨の雨の中を傘もささず歩いて帰ることになりかねません。(今日は傘を忘れてしまったので、どっちにしろ雨に濡れて帰ることになりますが。)
今後、この様なことが起きないために、これからはあおちゃんからのご飯についての質問は受け付けないことに決めました。

そんなことは言いつつも、わたしのぎっちぎちな性格を、いつも笑ってメンドクサー!と投げ飛ばしてくれて本当はすごく感謝しています。
お礼にいつかあおちゃんの365日メンドクサー発言集でも作ろうかと企画しています。ぜひその際は出資をお願いします。

色々脈絡をガン無視で文章を打ってしまいましたが、前回の投稿であおちゃんからもらった質問を深掘りしようとすると、温泉が湧きそうなくらい深いところまで行ってしまいそうなので、またの機会にしようと思います。

やはりすぐ物事論じがち人間の私としては、あおちゃんから日記を書き始めてもらってよかったなと思います。
いつもお風呂ジャンケンでは負けるあおちゃんですが重要なところでジャンケンに勝ってくれてさすがです。


あかちゃんより

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