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「14のインベカヲリ★」 一問一答 林叶からの14の質問
日本だけではなく、ヨーロッパ、アジアなどでも、その作品や写真集が手に取られているインベカヲリ★ 。本記事では、中国の信睿週報に掲載された “不是理想的猫”——专访日本摄影家斋部香★"(執筆:林叶)のインタビュー部分を日本語で特別再編し、一問一答(全14の問いと答え)としてお届けする。
なお、文中の写真は、すべて、©インベカヲリ★『理想の猫じゃない』からのものである。
前書き(林叶より)
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「話を聞くこと」と「撮ること」の隙間から 大竹昭子×インベカヲリ★ 後編
写っている女性たちの背景がテキストで収められたインベカヲリ★の写真集『理想の猫じゃない』と『ふあふあの隙間』。
2018年10月に「ふあふあの隙間」展(ニコンプラザ東京「THE GALLERY」)会場にて行われた大竹昭子とインベカヲリ★両者の対話を通して、「撮る前に話を聞く」ということの意味を掘り下げる。前回からの続きとなる後編!
カメラで変わるもの
大竹 今回はじめてデジタルカメラを使ったそ
「話を聞くこと」と「撮ること」の隙間から 大竹昭子×インベカヲリ★ 前編
インベカヲリ★は、モデルの女性を募集し、彼女たちにインタビューして一緒に設定を考え撮影するという手法で制作してきた写真家です。
大胆なセッティングのもとに撮られた写真は、見るものの目を惹きつけて止まない奇異なイメージにあふれていますが、撮影した本人の印象は真逆で、状況を冷静に分析する目をもった理性派。
インベはこれまで『やっぱ月帰るわ、私。』と、『理想の猫じゃない』『ふあふあの隙間』の三冊の写真集
“写真”の語り手とは誰なのか? 大竹昭子×川崎祐『光景』をめぐる対話③
家族の日常というありきたりなテーマを扱いながら、
驚くべき緊張感と密度をあわせもった川崎祐の第一写真集『光景』。
前情報なしの現場で交された写真と言葉についての深くてスリリングな対話──
本記事は、前回からのつづきでその③、対話の終篇です。
前回までは、こちらから
意識を超えて写ってしまうものに任せたい
大竹:それともう一つこの写真集の中でとても印象的なのはお姉さんの存在です。登場回数も多いで
“写真”の語り手とは誰なのか? 大竹昭子×川崎祐『光景』をめぐる対話②
家族の日常というありきたりなテーマを扱いながら、
驚くべき緊張感と密度をあわせもった川崎祐の第一写真集『光景』。
前情報なしの現場で交された写真と言葉についての深くてスリリングな対話──
本記事は、前回からのつづきで、その②です。<全3回予定>
前回までは、こちらから
撮影者とは別に写真の「語り手」がいなくてはならない
大竹:お話を聞いて、やっぱりそうだったのかと思いました。最初に言いましたよ