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「遊び」を忘れた大人たちへ。遊びに必要なのは子供時代のような「真剣さ」。

「遊び」って、基本的にはものすごく面倒くさいものなんですよね。

例えば、みんなが好きなスノボ。スノボをしたいと思ったら、寒い冬のなかわざわざもっと寒い所に移動しなければならない。その際に、車のタイヤも履き替えてスリップに気をつけながら安全運転で山に登って。山の麓に着いたら、さらにお金を払ってリフトに乗って山のてっぺんに行き、スノボを足にはめて滑って降りてくる。

僕は正直、その工程が面倒くさいし無駄だなって(笑)。どうせ降りてくるなら、行かなくていいじゃんって思ってしまうんだけど、「遊び」ってそういうものなんじゃないかなって。

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そう考えると、「遊び心のあるオフィス」はデザインして出来上がるものではないと思っていて。本当に遊ぼうと思ったら、自分たちのやっている仕事というものに対して、もっと真っ向から向き合う必要がある。

遊び心のあるオフィスというと、派手な壁画があるオフィス=遊び心があるって捉える人が多いんだけど、全くそんなことではないと考えていて。

そうじゃなくて、その会社の企業理念やミッション・ビジョン、加えて仕事の重みや意味、社会的な意義などを全身で感じられるようなアートを大きく壁画として入れるわけですよ。そうしたら、そこで働く人たちは常にそれを感じながら仕事をすることができる。

「僕たちは、意味のある仕事をしているんだ」「僕たちがやってることは、きっと誰かを笑顔にできるはずだ」ということを思いながら、何か良いことがあった時にはその絵を見て「やったぜ!」って缶コーヒーで乾杯するくらいの、そういうものをオフィスの中に入れるのが「遊び心」だと思うんです。

だから、オフィスっぽくないファミレス型の椅子を設置したとか、ソファーを増やしたり、バランスボールを置いたりといったレベルの話ではなくて、もっと「心」にズドーンと響いて仕事に真剣に打ち込めるようなもの。その真剣というのが、「遊び」なんですよ。「遊び」ほど真剣なものはないでしょう。

子供のころに砂場で一生懸命お城を作った記憶ってありませんか。縄跳びで二重跳びとかはやぶさとか覚えた頃の気持ちを覚えてませんか。あの真剣さをもう一度取り戻しませんか。

仕事に対しても、子供のころに感じたはずの「遊び」に対しての真剣さと同等のものを取り戻せるようなオフィスにする。それが本当の意味での「遊び心があるオフィス」だと思うんですよね。

だから、さっき言ったような変わった椅子とかじゃなくて「オフィスアート」が必要で。僕が言っているオフィスアートは単純にオフィスを彩るとか、ちょっと企業理念をかじったポエムを描くとかではなくて、社員さんと「あなたたちの仕事って何なんですか」「何が価値なんですか」「どんな人を笑顔にしていますか」とバチバチに議論したものをダーン!と描くというのが「遊び心のあるオフィス」ですよね。

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だから僕は、本当の意味での「遊び心のあるオフィスをアート」はこれからの日本には絶対に必要だと思うし、そういうオフィスをどんどん増やしていくことで僕はこの国のGDPを上げたいと思っていて。

現代のビジネスパーソンたちに、自分の仕事について「仕事は楽しい」とか「やりがいがある」とかそんな陳腐な言葉では語って欲しくなくて。仕事はそんなもんじゃないと思う。

実際、甘くないし、しんどいし、キツい。だけど、想いを詰め込んだオフィスアートによって自分たちがやっていることが世の中を変えていて、誰かを笑顔にさせているということが感じられれば、それだけで働き方も変わってくるだろうし、モチベーションも1.1倍になったらこの国のGDPは1.1倍上がるから。それを僕たちOVER ALLsはやっていると思っているよ。

そういう目線で未来を見据えたときに、アートは今の日本にとっては絶対に必要だと思います。なので、国から予算をいただけたら嬉しいくらいです!(笑)

OVER ALLsの企業理念は「楽しんだって、いい」、そして「楽しい国、日本」を実現すること。「楽しい国、日本」というのは、全員が心から楽しむこと。つまり、真剣に「遊び」をやっているということ。実際にオフィスアートをオーダーしてくださったお客様からも嬉しいお声をたくさんいただいているので、今後もアートを通じて「楽しい国、日本」の実現を目指していきたいですね。(了)


東京の壁画アートカンパニーOVER ALLsの代表・赤澤(@overalls_aka)が「日本とアートとビジネスとその他諸々」を語る「AKA Channel」シリーズ

※本文は、動画の音おこしを行い、読みやすく一部編集したものです。

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