フラれるのかと思った金曜日
なんかこんな歌がありそうでたぶんない。
でもフラれると思った金曜日は来なくて、土曜日にはわたしたちはちょっとだけ強くなったっていた。
前に「やっぱり彼氏作った方がいいのかなと思うことがある」と彼女にサラッと言われたこと。考えないようにしようと思ってた。毎日楽しいを積み上げていけばきっと彼女のそういう気持ちもいつか薄れるし、わたしも忘れられるだろうと思ったのに、限界は3日で来た(はやい!)。
3日全然眠ろうとしても眠れなくて、夜中に電話して言ってしまった。
覚えてないと思うけど、こういうことを言われてつらくて、でも好きで。って。
彼女は何も考えずに言ってしまったこと、本人にそんな酷いことをいってしまったことを泣きながら謝ってくれて、「でも…」って黙ってしまった。
そして「自分で自分の心の中を見つめたいから考えさせてほしい」と言われた。それが火曜日。
水曜日、普通に暮らしつつも不意に涙が目にたまったよ。
木曜日、普通に暮らしつつも少しでも会いたくて。話さなくてもそばにいたかったよ。
金曜日、普通に暮らすのって大変だと思ったよ。
土曜日、夜に1週間ぶりに会うことができた。
ブラックボックスが開いた先に
このブログでも何回か書いてたけど、わたしは彼女が心の奥で同性と付き合っていることに拒否感があっるのを感じていた。だから彼女の友達に「彼氏できた?」って聞かないでほしいと願ったし、彼女が「あなた(わたし)が男性と付き合うことを選ぶなら応援したい」と言ったときも、そういうことなんだろうなと思っていた。
気持ちはわかるよ。世の中にはいろんな人がいるし、わたしも友人にそんなことを告白されたら祝福より先にビックリが来ると思う。もっと若い子はわからないけど、わたしたちはそういう時代を生きてきた。
でもわたしはあなたがいい。
この心地よさはなんだろう。
この独占したい気持ちはなんだろう。
あなたに溢れる優しい気持ちはなんだろう。
たくさん話した。ときに泣きながら。ときに笑って。
問題は解決しなかったし、彼女の心の中のものも取れなかったけど、でもお互いに触れてはいけない、聞いてはいけないと思っていたブラックボックスは開いた気がした。
開いた上で、これから話したり、悩んだりしていこうよ、ということになった。
幸せですか?
そういえば離婚してからわたしの母親はいつも連絡をしてくるときに「幸せ?」って聞いてくる。躊躇なく「幸せだよ」っていつも返事してる。
「彼氏できた?」って聞かれたら「ううん」って半分嘘をついている気持ちで答えるし、「恋人できた?」って聞かれたら心をチクっとさせながら「ううん」って言う。
でも「幸せ?」って聞いてくれたら「うん!」って言えるよ。嘘もなにもなく、心から。
だからそんなふうに聞いてくれる人が増えたら幸せだな。
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