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あかつきホームケアクリニック note はじめます

はじめまして。あかつきホームケアクリニック(まだ開設準備中)院長の和田です。

この度、ホームページや「よくあるSNS」では伝えにくい当院の情報や思いをお伝えする場として、公式noteをはじめることにしました。

はじめに、私自身と当院の紹介をさせてください。

私について


私は、医学部を卒業した後、阪神間の病院に就職し内科の研修を受けました。高校生のときに医師を志したときから、大学病院の専門医よりは地域のかかりつけ医になりたいという思いはありましたが、明確な将来のビションはありませんでした。

最初の転機

そんな私の転機となったのが、豊岡への赴任でした。
医師3年目のとき、兵庫県豊岡市にある診療所で勤務する機会をいただきました。それまでは病院で入院している方を診療することが多かったですが、ここでは外来や訪問診療が中心になりました。その中では、内科の知識だけでは対応しきれない多くの課題に向かい合うことになりました。特に、体の障害で歩けない、食事が飲み込めない、あるいはそうした方をどう介護すればいいかわからない、という相談に、うまく対応できず歯がゆい思いをしてきました。

そこで、そうした障害のリハビリテーションに力を入れている病院で勤務をしながら勉強をして、リハビリテーションの専門医の資格を取得しました。

その後、丹波篠山市の病院でリハビリテーション病棟や訪問診療を担当し、これまで勉強したことを活かして、医師3年目で感じた歯がゆさは解消されたように感じていました。

もう1つの転機

しかし、もう1つの転機が訪れます。
そう、コロナの流行です。

丹波篠山市で勤務していたとき、新型コロナウイルスの流行が始まりました。もちろん、近隣でも多数の感染者が発生し、勤務していた病院でも感染者を受け入れることになりました。
しかし、私は当時抱えていた業務が多く、コロナ患者さんの担当からは外れることになりました。地域の最重要の健康問題に関わることができず、再び歯がゆい思いをすることになったのでした。

その後、縁あって、再び豊岡の診療所で勤務することになりました。そこでは、訪問診療や発熱外来を行い、これまでの歯がゆい思いは解消されるはず… でした。
実際には、通常の外来診療や健康診断などもあるので、訪問診療や発熱外来にかけられる時間は限られ、十分な対応ができないこともありました。

そこで、新しくクリニックを立ち上げて、歩けない、食事が飲み込めない方への対応、発熱した方への対応に力を入れた診療を行おうと決心したのでした。

当院について

そういうわけで、当院は普通のクリニックとは異なる特徴があります。
それは、診療内容を絞り込んで、豊岡の地で必要性が高いけど不足している領域に特化するということです。
具体的には、
訪問診療
歩行障害外来
嚥下障害外来
緩和ケア外来(緩和ケアへの思いは、また別の機会に書きます)
発熱外来
これしかしません、ということです。

そうすることで、これらの診療にしっかりと取り組めると考えています。

クリニック名の「あかつき」とは、夜明け前の時間帯を指す言葉だそうです。
訪問診療を受けたいけどどうすればいいかわからない方、歩けない、飲み込めないことで困っている方、発熱したが診てもらえる医療機関がなくて困っている方に光を当てて夜明けを迎えてもらうお手伝いがしたい、そんな思いでこの名前を選びました。

さいごに

以上、私のこれまでの医師としてのあゆみとそれをふまえた当院の概要について書きました。
個々の診療の詳細など、これからここに書いていきたいと思っています。
また、ときどき覗いていただけるとうれしいです。

よろしくお願いします。