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それでも私は愛を信じたい

2年と2ヶ月、想い続けた彼とお別れしました

と言っても別れたのは3ヶ月前になりますが、
今日やっと受け入れられた気がします

20歳の私が言っても、若気の至りにしか聞こえないかもしれませんが
私は彼と生きていくのだとなぜか出会った頃から信じていました

彼と出会ったのは大学に入ってすぐのこと
初めて付き合った時は2ヶ月半でお別れしました

人生で初めての大失恋。
彼がいないと生きていけない
一人で生きる未来なんで絶望しかない
そんな感情で泣き続けたのを覚えています

どうしても心に折り合いがつかなくて
結局また1年間弱片思いし続け、再び付き合うことになりました。

そこから彼と過ごした日々は11ヶ月。
当たり前かもしれないけど、世界で一番大好きでした
一緒に生きていくんだとなんの疑いもなく思っていました

付き合って10ヶ月経った2022年2月、私は夢に夢中になった
夢に近づいていく感覚が不思議で楽しくて幸せで、でも悔しさもたくさんあって
夢を追うことにただただ必死だった私は
彼の気持ちが離れていくことに気づけなかった

3月末、お別れの日。
直接伝えられたら私の感情の収集がつかなくなることをわかって
文章にして伝えてくれました
その時の私はなぜかとても冷静で
直後に婚礼のアルバイトを控えていて、
うまく笑えるかな、今の私に誰かの幸せを願えるかなと
不安な気持ちで臨みましたが、

「おめでとうございます、どうかお幸せに」
お二人を見て心からそう願った私がいた

結婚式が私に「愛は確かにここにある」と教えてくれていることに気づきました

だから私はこの仕事が好きなんだ、
この世界に何度も絶望する私を何度救ってくれてきたんだろう

そんなふうに思えた不思議な日でした

それから3ヶ月、なんだかんだ関係が続いていましたが
今日ようやく本当のお別れの時がきました

もう一緒にいる未来はないとわかっていたはずなのに
涙が止まらなかった、
受け入れられたと思っていたけど、向き合うことすらできていなかった
どこかでまた彼と一緒になる未来を期待していたのだと知りました

でも、2年前彼と別れた時の絶望の涙とは違うものだった
彼がいない人生に絶望し泣いた2年前
今日の私は、未来は希望に満ち溢れていると信じることができる
それでも涙が出るのは、ただ純粋に彼のことが好きだから
今日の涙はきっと一番純粋な恋心

心の底から好きだと思える人に出会えたことは奇跡で
そんな風に思える人と共にした時間は幸せそのもので
大好きな人に振られるのもまた貴重な経験なんだ

私とっても幸せな時間を過ごしたなとなんだか清々しい気持ちです

一緒に生きていくと信じた人に振られ、
愛が消えていくのを身に染みて感じた私ですが

それでも私は愛を信じたいのです
この世界には確かに愛があって、愛は人を救うのだと

だって愛が消えていくのを知ると同時に、
確かにそこに愛があったのだと知ってしまったから

これからも愛を信じて、人を信じて、もがきながら生きていこうと思います

以上、二十歳の失恋でした



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