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病は気から?

頭の片隅に引っかかってる、病は気からについて触れてみます。

みなさん「病は気から」という言葉をご存知ですよね。
確かに風邪のような短期的な症状などでは、気持ち次第で病気になったり、全快したりということがあると思います。

一番よく言い当てているのは、プラセボ効果ですね。
飴でも粉砂糖でも、薬だと思って飲めば治ってしまう事もあります。全く薬の効果を持たない薬(プラセボ)を飲んでも、症状が軽くなるなどの効果が出るという結果が実験で得られています。

ですが、長く疾病を抱えている方は、そんな風に簡単に言って欲しくないと思いませんか?
いとも簡単に「気が弱いから」「ポジティブで無いから」「笑ってないから」などと言われたくありませんよね。
その方の体質もありますし、遺伝もありますし、もっと深い次元で自分が分からない理由があるかもしれませんよね?どうにも出来ないものが・・・


面白いものを見つけました。
日本では「夕霧阿波鳴渡」という人形浄瑠璃(1712年)の中で、「家内が勇むきほひにつれて、諸病はきより本服の」と詠まれていたようです。
「小春隠沖津白波」という歌舞伎(1864年)の中でも「病は気から生ずると申しますれば」と語られていたようです。
ということは江戸時代には日本の慣用句として成立していたのですね。
ことわざは人々の英知が収められてますね。

みなさんはどう思いますか?病は気から?それとも体質や遺伝?もっと他の意図があるんですかね?

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