見出し画像

CADDi DRAWERのプロダクトマネージャーはこんな人たち

こちらはキャディの【うるう年キャディnote29連チャンリレー】企画で書いている記事です。

はじめに自己紹介

キャディでプロダクトマネージャーをしている飯沼です。キャディには2022年9月に入社し、それ以来1年半ほど楽しく過ごしています。

入社当初はManufacturing事業で検査・梱包関連のプロダクトを担当していたのですが、半年ほど前からDRAWER事業本部に移りCADDi DRAWERを担当しています。

そのあたりの話はこちら。

プロダクトマネージャーの仕事とは

プロダクトマネージャーの仕事を説明する際の表現は多々ありますが、私は「ビジネスの戦略に基づきプロダクトを通して顧客に価値を届ける」だと思っています。

最近はプロダクトマネージャーという職種がかなり知られるようになりましたが、実際のところ会社・組織ごとに求められることや実際の動き方などは微妙に異なります。そのため、面接やカジュアル面談での頻出質問のひとつが「御社でのプロダクトマネージャーの役割は何ですか?」です。

それぐらい、「プロダクトマネージャーはこういうことをして、こういうことはしない!」というような、はっきりと決まった境界線がない職種であるということなのでしょう。そんなわけで今日は、CADDi DRAWERのプロダクトマネージャーがどんな仕事をしているのか、ついでにどんな人たちなのかというのを公開していきたいと思います。

あと最近プロダクトマーケティングマネージャーという職種ができたのですが、基本的には同じチームに所属し一緒に仕事をしているのでここでもチームの一部としてまとめて取り扱います。

日々どんなことをやるのか

CADDi DRAWERのプロダクトグループに所属するプロダクトマネージャー(PdM)およびプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)は、皆でひとつのプロダクトを作り上げています。しかし、日々の業務はいくつかのサブシステム単位に分かれて行っているので、PdM/PMM同士の関わりよりも担当領域の開発を担うエンジニアとのコミュニケーションのほうが圧倒的に多くなります。

そんなチームだからこそ横のつながりを大切にするべく、プロダクトグループの1日は朝会から始まります。ここで通常のデイリースクラムのフォーマットで1日単位の計画と振り返りを行います。これによって他のメンバーが今どんなことをやっているのかを掴むことができます。

それ以外の時間の使い方としては、大体下記のような感じです。

  • エンジニアやデザイナーとのコミュニケーション(スクラムイベント含む)

  • 他部署とのコミュニケーション

  • プロダクト戦略立案とドキュメント作成

  • データ分析

  • お客様訪問

  • その他の市場調査

  • 本業以外の大切な仕事(採用関連、全社的な活動など)

そもそも何人いるの?何を担当しているの?

CADDi DRAWERのPdMは7名、PMMは2名います(記事執筆時点)。ひとつのプロダクトで9人ってなかなかの規模ですよね。私自身は他部署との兼務があるので1人とカウントしていいのかが非常に怪しいですが…

おそらくこの時点で疑問が浮かんでいると思います。9人もいてどうやって役割分担しているの?そもそも9人も必要なの?

ということで、「あなたの担当領域について社外の人に説明してください」と聞いてみました。CPO白井とCPO補佐(球拾い係)の私を除く7名の回答がこちらです。

  • Drawerの活用機会と認知の拡大に必要な仮説の検証

  • 機械学習

  • ※※プロダクトのPdMやってます

  • Admin/Data Management サービス(の一部)

  • 主にユーザーが触る画面とDRWメイン機能の一つの検索を担当しています

  • プロダクトマーケティングマネージャーの立上げをしてます。

  • 図面の解析や3Dなど、R&D要素が絡む箇所のプロダクトマネジメント

(※※の部分は、まだ秘密!)

かなり大きな領域を1人が担当していたり、1人で複数領域を担当していたりして、「あ、9人いても人が足りていないんだな…」と思っていただけるのではないかと思います。

キャディが目指しているのは製造業のポテンシャル解放です。現在CADDi DRAWERが可能にしている「図面データ活用」というのはそれを実現する手段のひとつにしか過ぎず(もちろんそれだけでもすごいんですが)、やらなければならないことはもっとたくさんあります。

どんな人たちなの?

得意領域

いわゆるProduct Management Triangleの各頂点について、各自の得意・不得意度合いを(他人との比較ではなく自分の中での比較として)自己評価してもらいました。その結果を、多方面に配慮しつつふんわりと雰囲気だけ表現するべく簡易的なレーダーチャートにしたものがこちら。

キャディのプロダクトマネージャーの強み

キャディのPdM/PMMは比較的ビジネスを得意とし、技術にはそれほど強くない人が多いみたいです。

この傾向が出る背景として考えられる要因はいくつかありますが、そのひとつとして、社内でドメイン知識を評価されて他職種からPdM/PMMにコンバートしたメンバーが複数いることが考えられます。

とはいえこれはあくまで平均値の話で、実際には人によって凹凸がありそれに合った配置になっています。例えば社内の開発者がユーザーになるプロダクト領域は技術バックグラウンドを持つPdMが担当しています。

性格

メンバー全員のMBTIの結果はこちらです。

  • INTP:3名

  • INFP:2名

  • ENFP、ENTJ、ENTP、ESTJ:各1名

INxPで過半数と既に相当偏っている気がしますが、更に各要素に分解してみます。

E vs I
Eが4名、Iが5名と、ここが今回最も割れました。ただ興味深いことに、PMMの2名が両方ともE、さらに前職でPMMをやっていたメンバーもEということでもしかしたらPMMは外向的な人が多いのかもしれません。

N vs S
Sが1名のみで残りは全員Nという結果でした。具体より抽象に強い人たちが集まっているということでしょうか。

F vs T
Fが3名、Tが6名という結果でした。どちらかというと感情より思考が優位な人が多いようです。

P vs J
Pが7名、Jが2名という結果でした。判断型より知覚型ということですね。私自身もPですが、個人的には予測不可能なものに常に対峙し続けるプロダクトマネージャーという仕事をしていると徐々に知覚型に染まっていくのではと思っています。

強み

Strength Finderの上位5つの資質を各メンバーに報告してもらったところ、頻出の資質がありました。全部で34もの資質がある中でここまで偏るってなかなかすごいなと思っているんですが、いかがでしょうか?

  • 最上志向(6人)

  • 内省、着想、学習欲(5人)

  • 戦略性(4人)

  • 親密性、原点思考、慎重さ(3人)

やはり製造業のポテンシャル解放というスケールの大きなことを成し遂げたいと思っているキャディのメンバーは最上志向が強いのだと思います。そして内省、着想、戦略性あたりはプロダクトマネジメントっぽい気がします。

そういえば…

私のXをフォローしている人なら気付いたかもしれません。「あれ、この話どこかで見たような…?」

そうなんです。ここを見ていただければ他社のプロダクトマネージャーの結果も返信や引用でたくさんついています。こちらもぜひご参照ください。(いつかまとめると言い続けて早や数ヶ月…)

どんな人が加わるといいの?

ここまで、キャディのプロダクトマネージャーがどんな人なのかを見てきました。そして各自の役割から、人が足りていないことも露呈しました。

では、どんな人が加わるといいのでしょう?

まずproduct management triangleに基づく得意領域はかなり偏っていましたね。明確に、ビジネスに強みがある人が多いです。そのため、同じくビジネスに強みがある人はとても楽しめる環境だと思います。

一方で、ユーザーや技術に強みがある人が圧倒的に足りていません。これらの領域に強みがある人が加入したら即活躍できます。

つまり、どこに強みがある人もwelcomeです!!

そして性格的なところは…正直、性格類型のようなものはそれ単体では大きな意味を持たないと私は思っています。相互理解のための共通言語としてはもちろん役立ちますが。

とはいえ、キャディのプロダクトグループのメンバーの性格タイプには多少なりとも偏りがあるというのはご覧いただけたかと思います。こういうキャラクターの人と一緒に働くことに抵抗がない方であれば、似たような性格の方でも、全く異なる性格の方でも、うまくやっていけると思います。つまり、どんなタイプの人でもwelcomeです!!

We are hiring!

お決まりの締めですが、私達はプロダクトマネージャーを積極的に採用しています。(ご本人の希望や適性を元にPMMとしての配属となる場合があります。)

急成長するプロダクトのコア機能を担ったり、グローバル展開に必要な各国の調査をしたり、あとは上述の※※プロダクトみたいな周辺領域の0→1を立ち上げたり…と刺激的な成長機会に溢れた環境です。

まずは一度カジュアルに話を聞いてみたい!というぐらいの気軽な気持ちでぜひご応募ください。

そして最後にしれっと、私が採用責任者をやっているデザイナーの求人も紹介させてください!B2B SaaSのデザインってすごく地味に見えて実は体験の設計から画面への落とし込みがとてもおもしろいんです。こちらもカジュアルにお話をするところからぜひ!

3ポジションあるけどどれにすればいいの…?と悩んだ場合はカジュアル面談で一緒にすり合わせていければと思いますのでまずはフィーリングでどうぞ。

絶対おもしろいプロダクトだと胸を張って言えます。他の職種も絶賛募集中です。ともに製造業のポテンシャルを解放していきましょう。

ありがとうございます。いただいたサポートは、脳の栄養補給のため甘いお菓子となり、次の創作に役立つ予定です。