コード理論で迷子にならないために

皆さんコード理論を勉強して迷子になっていませんか?

難しいですよね。コード理論。
チャレンジしては挫折を繰り返していませんか?
挫折する気持ち、すごくわかります。
スリーコードまではわかったけど、
勉強を進めるとだんだん難しい言葉が増えて理解が出来なくなる。
ディミニッシュ、クリシェ、ペダル、セカンダリードミナント、ドッペルドミナント
馴染みのない言葉、それをを説明する文章もチンプンカンプン。

「ⅢmをⅢにした場合、セカンダリードミナントとなって3度の音が次に続くⅥmの主音の導音になります。メジャー7thの音、つまり主音の半音下の音です。例えばkeyCメジャーの場合、その平行調 keyAマイナーをハーモニックマイナー…」

もうウンザリ…       ですよね

上記の「 」内はピアノの黒鍵盤を使うコード(ノンダイアトニックコード)の中で、
1番簡単なコードを説明しようとした文章です。
諦めて当然でしょう。
説明する側も大変だとおもいます。

もし僕がコード理論を何も知らない状態から勉強するなら、
まず、スリーコード(C-F-G7-C) を飽きるまでギターで弾きます。
とにかく弾きまくって手にも耳にも感覚を染み込ませます。
また、口で「トニック、サブドミナント、ドミナント、トニック」と唱えて自分の感覚とすり合わせます。
正直に言うと僕は、「サブドミナントはやや不安定で、ドミナントは不安定で…」とか言われても全然ピンときませんでした。
頭で覚えようとしてもダメでした。
耳でまずスリーコードを覚えないとダメでした。
耳で覚えずに難しいコード理論を勉強しても無駄でした。
たまに「理論を覚えても無駄」と負け惜しみのようなことを言う人がいます。
これはある意味正解だとおもいます。
耳の感覚を鍛えずに理論を覚えてもいい音楽は作れないからです。

以下、スリーコードを弾きまくるためだけの最低限のことを書きます。

スリーコードとは

基本のコードの役割を最低限含んだコード進行
 key Cメジャーの場合 C-F-G7-C
ディグリーネームで言うと I-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰ
   ※以下の文章では keyCメジャーに限定します。
ギターでFが押さえられない人はこれを機に頑張ってください。

コードの役割を覚える

まずこの単語を覚えてください。
トニック、サブドミナント、ドミナント
トニック=C
サブドミナント=F
ドミナント=G7
この3つだけは絶対に今すぐ覚えてください。
これを覚えないとコード理論を文章で理解するのは不可能です。

トニックとは

安定しているコード
梯子を見上げる人、プールに飛び込んだ人

サブドミナントとは

やや不安定なコード
梯子を登る人

ドミナントとは

不安定なコード
飛び込み台に立つ人🧍‍♀️

イメージを持って弾きまくる

C  梯子を見上げる

F  梯子を登る

G7  飛び込み台に立つ

Cプールに飛び込む

こんなイメージを持って弾きまくってください。
もっと突っ込んだお話は次回以降でします。
まずは体で覚えてください。

注意点

安定、やや不安定、不安定のイメージがしっくりこない人もいるとおもいます。
でも安心してください、そういうこともあります。
「私には才能が無い」なんて思わないでください。
むしろ天才かもしれません。
「G7→Cで終わった感じするでしょ?」と言われて
「ハイ、その通りです。」なんて思わなくていいです。
大事なのは、多くの曲でこのコード進行が使われているという事実を知ることです。
ただ使われているという事実があるだけです。
良い曲にもそうでない曲にも使われています。
知ってたら良い曲が作れるとか思わないでください。
決して頭でっかちにならないでください。

次回以降、この3つのコードを軸にドミナントモーション等の説明をしていきます。


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