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応援の力が、ガラガラ声の私に奇跡を起こしてくれた話

一般社団法人「全日本応援協会(AJO)」の代表理事・朝妻久実です。今回は、私自身が体験した「ひとつの奇跡」の話をお伝えします。


大切な声の仕事の当日にガラガラ声…

先日、フェイスブックにこんな投稿をしました。

夏風邪を引いてしまい、本来なら療養をしなければならないのですが、この日は「応援アワード2023」に向け、応援をテーマに交流を深める「応援交流会」という私たちの主催イベント。穴を開けるわけにはいきませんでした。

喉の痛みをこらえながら無理をして声を張ってしまったのと、それまでの疲労が重なってしまい、喉に炎症が起きてしまったんです。私もアナウンサーとして喉のケアには気をつけているので、ある程度の対処法は知っています。

でも、今回は事情が違いました。翌日に大切な仕事が控えていて、どうしても万全の状態で臨まないといけなかったんです。ホリエモンさんが手がけるカレーパン専門店の記者会見の司会。しかも、ある方からの紹介からいただいたお仕事だったので、絶対に失敗することはできません。

藁にもすがる思いで投稿しました。

この投稿に対し、たった数時間で友人の皆様から100件以上のコメントをいただきました。応援や励ましのコメント、様々な喉ケアの方法、どれも温かいコメントばかり。本当にうれしかったです。

夜中にもかかわらず、プロミュージシャンや舞台女優さんからも信頼されているボイストレーナーさんと繋いでくださった方もいました。

皆さんの応援や励ましのコメントを胸に、とりあえず少しでも疲れを取ろうと眠りにつきました。しかし翌朝に起きて出た自分の声は、予想以上に声はガラガラでひどいものでした。

本番はあと数時間しかありません。病院に行こうにも、午前中はビジネス的な予定があったので時間が取れません。何としてでも治さないといけないと思った私は、周りの方々にフォローしてもらう形で予定を変更、時間を確保して近所の耳鼻科にいきました。

しかし、耳鼻科は定休日でした。それならと、プロが通うボイスクリニックに行ったのですが、こちらは完全予約制だったため受け入れたもらえませんでした。

「もうできる限りの最善を尽くそう」と思った私は喉スプレーに漢方薬、飴やハチミツなど、あらゆるものを持参し、本番に臨むことにしました。本番直前まで何度もLINEのやり取りをしてくださったボイストレーナーさんには、たくさんの情報とアドバイスをくださいました。本当にありがとうございました。

皆さんがくれた応援コメントを本番までに見返しました。応援や励ましだけでなく、ヒーリングや波動、エネルギー、祈りを「送るねー!」というコメントも全て感謝の気持ちで受け止め、自分の力に変えていく。「ここまで来たら最善を尽くすんだ。絶対大丈夫!」と言い聞かせました。

交通事故に遭ったときの皆さんの応援・励ましを思い出しました。この時もどうしようもなく不安な気持ちになりましたが、本当に周りの皆さんに支えていただき、1か月ほどでチアができるまでになりました。

声が出た…喉が奇跡的に回復!

迎えた本番。本当に緊張しました。声がちゃんと出なかったらどうしよう。でも、イメージはできています。喉を信じる。自分を信じる。

大丈夫、大丈夫。何度も自分に言い聞かせました。

「みなさま、本日はお忙しい中、ご来場頂き、誠にありがとうございます」

声が出た…。もちろん完璧な声ではないし、声帯が激ヤバ状態なのは充分わかっています。でも、あの朝の状態から午後の本番までに喉は驚異的な回復をしてくれました。

会見の様子です

会見が終わった後、応援をしてくれた人、エネルギーをくれた人、全てに感謝しました。成功を願ってくれた皆さんの応援が力になり、なんとか司会を勤め上げることができた。応援の力は、人間の可能性を引き出してくれるんだなと改めて実感しました。

仕事が終わった後、記者会見の舞台監督さんと言葉を交わしたとき、「朝妻さん、きょうは本当に素晴らしい司会でした。またご一緒したいので、名刺を交換してくれませんか」と言ってくれました。

自分を励まし、自分を信じたからこそ、皆さんの応援の力があったからこそ、「素晴らしい仕事」と言ってくださった。この日の気持ちを忘れずに、どんなお仕事も全力で取り組もうと近いながら、会場を後にした私でした。

挑戦者の背中を押します!応援アワードエントリー募集中!

現在、応援アワード2023ではエントリーを募集しています。(エントリー募集は2023年8月22日まで)

「私の周りで応援したい人がいて、アイディアはあるんだけど発信する場がなかった」「応援したい思いがある人がいるんだけど、具体的には形にはできていない。これを機にチャレンジをしてみようかな」

こうした方々の背中を押す場所として作ったのが応援アワードです。

昨年の参加者の中には「参加するまでは自分に自信がありませんでした。でも、勇気を出して参加して、皆さんの前でアイディアを発表したら、たくさんの人が応援をしてくれた。中には『もっと詳しく話を聴きたい』と連絡してくれる人もいて、ものすごく励みになった」と感想をくれた方もいます。

応援アワード開催にあたり、応援をテーマに交流を深める「応援交流会」も定期的に実施しています。「応援アワードに興味はあるけど、どんな人たちが関わっているんだろう」と思った方、ぜひ交流会に参加してみてください。