ずっと「朝参り」を続けている息子が思っていること。
長男は大きな怪我をしたことをきっかけに、毎日の「朝参り」に一緒に行っています。怪我が治るように…とお願いするためにスタートしたのですが、怪我が治った今も彼はお参りを続けています。彼が一体どんな風に思ってお参りをしているか、どんな風に感じているか…について、息子本人に思いを聞いてみました。
Q:なぜお参りをすることにしたのですか?
怪我する前もちょこちょこお墓参りには行ってたけれど、怪我をしてしまって、「治さないとやばい…。」と思いました。お参りをすれば、神様にお願いしたら願いを叶えてくれて治るかな…って思ったからです。あと、お墓のご先祖様が見守ってくれているから、お参りしたら協力してくれるかな…と思いました。
Q:お墓参りに行く時はどんな気持ちですか?
朝は眠いけど、がんばっています。怪我をしていた時は「怪我が治りますように…」ってお願いをしていました。お参りをすると、行く前は心配していたけれど、行ったら安心できるようになりました。行ってなかったら不安なままだったと思います。
Q:怪我が治った時はどんな気持ちでしたか?
自分もがんばったけど、神様やご先祖様のおかげかな…と思いました。
Q:怪我が治ったのにまだ続けているのはなぜですか?
たぶんいいことがあると思うからです。あと、最近は「バスケットがうまくなりますように…」ってお願いしています。バスケットで活躍したいから、それをちょっと手伝ってもらいたいです。お参りに行っていたから怪我が治った…ってこともあるし、毎日行っていれば、神様もご先祖様もたぶん喜んでくれてると思うし、協力してくれるかな…と思います。お参りに行くといいことがあるし、心配なことも楽になるから、行けたら行ったほうがいいと思います。
息子の感想から考えたこと
お墓参りを続けている息子と話してみて、彼がお参りに行くようになったキッカケとして話した以下のことがおもしろいと思っています。
たぶん、お参りを始めた頃の彼には、そんな余裕はなかったと思います。号泣して、藁にもすがる思いで、ただただできることをした…って感じだったと思います。おそらく、そう感じているのは今だから…だと。そう感じるようになった…ってことだと思っています。お参りが習慣になったことで、間違いなく、彼を支えてくれるサポーターが彼の中にいる…ってことを感じました。
そして、おもしろいと思ったのはこの2つの表現の違い。
という微妙な違いです。彼の表現から、神様よりご先祖様は、少し近くにいる感じがしていて、ちょっと具体的にサポートしてくれるような感じだという表現が興味深いな…と思いました。これからも子どもたちとお参りをしてみて、感じることをしっかりと見つめていきたいと思います。
庵治石細目「松原等石材店」三代目 森重裕二
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