刑事マシュー・ヴェン哀惜のうなり
「ヴェラ~信念の女警部~」「シェトランド」の原作者アン・クリーヴスのベストセラー小説が原作となっているドラマ作品
刑事マシュー・ヴェンが殺人事件とともに、自分を拒絶した故郷と向き合っていく重厚なサスペンスミステリー
絵画のように美しいイギリスのデヴォンが舞台
ある理由で20年間故郷に背を向けたまま〜生きてきたマシュー演じるベン・オルドリッジは端正で綺麗な俳優さん(彼自身もLGBTQ+であることを公言している)
同性愛者である刑事が、部下から支持されてきちんと捜査をすすめてるある種“平和”な世界
彼の故郷であるコミュニティが事件のカギを握っているので公私のケジメなく頻繁に足を運ぶが、母に絵を手を焼きながらも常に
捜索への集中力を絶やさない
母の属する閉鎖的なキリスト教コミュニティとその胡散臭い指導者との微妙な関係に疲れ果てると、マシューは恋人に癒しを求める
ヴェンを愛して献身に支える恋人との家は質素だが清潔で性生活も赤裸々に描かれている。
信仰への疑問を呈し、コミュニティと家族から追い出された彼の過去は特殊で際立っている しかも“ゲイ”なのだから悩みは尽きない
冒頭 父親の葬儀に立ち会うため、ヴェンは20年ぶりに故郷に戻ってきたが、母は心を閉ざしたまま受け入れない。
そんな時、付近のビーチで首にアホウドリのタトゥーを入れた男性の遺体が見つかり、マシューも捜査に加わることになる。
エピソード① イギリスのノース・デヴォンにある小さな海辺の町で、幼いころからカルト集団とも呼ばれる厳しい教会の教えの元に育った警部のマシュー・ヴェン。若い頃ある事をきっかけに町を出ることを余儀なくされたが、長い年月を経て夫のジョナサンと共に帰郷し新生活を開始する。ある日、海辺で男性の死体が発見され、マシューは部下のジェンとロスと共に事情聴取を開始する。
エピソード② 携帯メッセージのやり取りや目撃情報から、マシューたちはサイモン殺害とローザの失踪が関連していると推測する。そして2人の関係をサイモンの元同僚やウッドヤードの学生ルーシーに聞くが、ルーシーは何かを隠しているようだった。聞き込みを進めるうちに、ある貸別荘で男とローザが一緒にいたという証言が得られる。別荘は荒れており、ローザのものと見られる血痕があったが…
エピソード③ ローザが隠していたネックレスを購入したのはクリストファーと判明し、事情聴取が始まる。しかしクリストファーは消えたサイモンのお金との関係を否定。マシューとジェンはサイモン殺害とローザの誘拐事件の関係を疑うが、ローザは記憶障害のため何も覚えていない様子で捜査は一向に進まない。周囲の人間から何とか協力を得ようと奔走するが、皆がそれぞれの秘密を抱えていることから事件解明への近道はなかった。
エピソード④ エドは取り調べでローザへ犯した罪を自覚し、サイモンに他言しないよう頼んだことも認めたが、サイモン殺害への関与は否定する。一方でクリストファーも、婦女暴行事件の不祥事からウッドヤードを守るため、サイモンへ秘密保持契約書にサインするよう頼んだが断られていたことを認める。エドとクリストファー、どちらにもサイモンを殺す動機があった。そんな折、グレースから連絡が入り…
【ネタバレ】サイモンを刺したのはエドの妻グレース
理由は教祖のエドにマインドコントロールを受けていたため。エドは“殺人教唆”に相当するし、長年グレースをパワハラしてきた罪で裁かれるようだ
【感想】コミュニティとウッドヤード
このふたつが、ストーリーを構成している
登場人物たちがみな顔見知りで〜複雑な関わりが有りるようだ。
最初からエドがいかにも怪しかった。
世の中を捨てて、組織に逃げ込む家族は考える事も放棄して、教祖に依存しているようにみえる。
劇中 マシューがあまりにもグレースを気にかけるのでちょっと違和感を感じてました。
以上
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