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#少人数教育ならこんなことができる

教師しんどいさんの記事を読み、こんなことできるを書くのに参加できたらと思いました。
(リンクがはれずにURLを貼り付けてしまいます。失礼しました。)
https://note.com/sensei_toha/n/n4b7a072a4a94

今、少人数学級の是非が問われている。しかもそれが少し旗色が悪い?と聞き正直びっくりしました。
どちらかというと、少しずつ変わっていくと本来の趣旨が変容しやすいし、現場は何度も体制づくりをすることになり制度変更の度に業務増えることはならないかなという疑問はありましたが、少人数化に反対されること自体を予想すらしてなかったので衝撃でした。

実際に子どもを少人数のアクティブラーニング型の学校に通わせてますが、
14.15名が適正じゃないかな?と思います。
その辺も下の方で経験から感じる根拠を書けたらと思いますが、その前に、
実際に少人数教育に通わせている保護者として、言いたいことがあります。

少人数学級の「学力(しかもペーパー)」の効果が大きいか少ないかないかが論点のように見えるのですが・・・論点ずれすぎではないでしょうか?

新しい学習要領って今までの学習とは方向性が違いますよね?高校でも探究が入るし、そもそもの教育改革ってアクティブラーニングを重要視してたと思います。
・・大人数は知識型の一斉教育だったからできたんですよね?
今後を見据えて
アクティブラーニングや探究を大切にしていくなら、それに合った学級人数にするのって当たりまえではないですか?


実際のところ
長女のように1を言えば10を学ぶタイプもいれば、1の事を伝えるのに10回体験が必要な子、が同じペースで勉強するのってどこかで不具合がうまれるように思います。

個々のペースをみたり、個別のアシストをするなんて、40人もいたらできるわけがない。低学年は当たり前ですが、年齢が低いので個別差がより大きいんです。

現状では、定着が苦手だったり理解度が低いお子さんを救おうとして、一斉教育で中庸を目指した学習と時期で線引きして採点して判断してしまうしかないんです。
今のやり方はいきなり低学年で一番勉強を嫌いしてはいけない層(成長がゆっくりな子)を勉強嫌いにする環境だし、学習意欲が高い層に「学校の授業はつまらない」と思わせる悪手です(両方の親だからこそ、本当にそう思います)

★少人数教育ではこんなことができる★
次に自分自身の経験と子供の教育環境からの経験を踏まえて書きたいと思います。
①個々の々の得意不得意、進捗状況を把握して、それに沿ったアドバイスをすることができます。
私も子どもの教育のはじっこにいさせてもらっていますが、
少人数だと、個々の得意不得意、進捗状況を把握して、それに沿ったアドバイスをすることができます。子供の傾向に合わせた宿題も出せます。
私は算数の世界にいるのですが、
最初は大変ですが、何年かすると傾向がつかめてくるので何パターンか用意することである程度対応できます(もちろん毎年試行錯誤は加えますが)
基礎が理解できている子には考えるタイプの発展問題、定着に時間がかかる子には理解して作業ではなく繰り返せる問題、日本語の理解が課題な子には日本語読解が必要な問題。どの知識をどこで使うかが分かってない子にはランダムな問題をなどなど。宿題が全員同じ。進捗が全員同じ。そこから脱却することができます。

②個々の生徒とコミュニケーションが取れる
個々とコミュニケーションをとってというのは・・少人数じゃないと難しいです。その子の人となりやクセみたいなものをしっかり見るには40人は多すぎる。(実際某公立の小学校の先生にお話を聞いていて、40名いるとテストで個別の傾向や弱いところまで把握する時間がない。〇×を付けるので精いっぱいだった。教師の業務は本当に多岐に渡り子どもだけの方を向いていられない。今は少人数の学校にいるけれどやっぱり個々を見れるっていい。だから僕はここにいるんですよねとお話を伺ったこともあります。学習をすごく工夫している先生でお話も面白かったです)

③対話
特にお互いを知る。対話をしようと思ったら、10数人、これって目が届くギリギリの範囲だと思います。(これは少人数学校の保護者が授業参観や先生とお話して感じた意見です)
40人もいる会議って想像できます?そこで議論してそれぞれが意見を十分に出して何かを決めたりできます?
グループワークしたらいいって?先生1人ですよ。
理屈が分かる大人じゃなくて、低学年の子供たちが大人のサポートなしに最初からグループワークができると思いますか?最初は伴奏が必要です。
ちなみに10数人のそのクラスでは低学年から話し合いをバンバンしてます。そのために低学年はより少人数であることの価値が高いと思います。

探究型学習に向いている
40人がそれぞれに探究して発表するとなると、発表だけでどれだけコマ数がいると思いますか?
そもそも、それぞれの進捗状況を把握しながら個別にサポート・・先生が過労死するか作業化する未来しかみえない。
1クラス14.15名のクラスだと、担任と副担で手分けしたら一人7.8人を担当したらいいので低学年からの探究学習が可能です。グループで分かれてテーマ学習をするにしても手が届きます。

以上の経験と考えから、
将来を見据えるとまず少人数化は必須事項です。

文部科学省の皆さま、目指す教育改革のためには必要!!!という論点で戦っていただけないでしょうか。

大阪都構想を見ても(それに対して私はどちらよりなどはありませんが)日本人は変化を好まない傾向があります。
「未来の日本教育のあり方」そのビジョンをしっかり出して(あくまでビジョンなのでその通り全部実現するなんて大人は思っておりません)
なにとぞ実現お願いします。

あと、年金制度のように段階的変更は法律や手続きなどで現場が非常に非常に困るのでやるなら一気に進めた方がいいと思います。
40名から30名って・・・・、先生的にちょっとは楽になれるかもしれないけど
正直できることはあんまり広がらない気がします・・・。
その辺は現場の先生のnoteを読んで行こうと思いますが。。

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