中学受験をするにあたって思うこと
新年があけてあっという間にもう14日。
今週末から関西の受験が始まります。
あと数日か~と思うとなんだか不思議です。
今回長女は3校受けます。
いずれも自主性を大切にしていて、
子供が自ら学び、自分の未来を自分で考えることを大切にされる学校です。
我が家が住んでいる地域は小さな地方都市です。
私たちは今回、長女の希望を聞いて
「自主性を尊重しており、自由度が高い、探究を大切にしている」学校を探しました。
その際に感じたのは通える範囲に本当に自主性を大切にしている学校はいくつかあるけれど、軒並み偏差値が高すぎる!ということでした。
入試試験も難易度が高く、見学に行ってお話を伺ったとき、
「思考力が高いだけでは受かりません。受験勉強ができるだけでも受かりません。両方必要です」とおっしゃった学校もありました。
この貴重な小学生の最後の2年間にどれほどの努力を強いるのか、また貴重な体験や経験の機会を奪うのかと少しショックでした。
それでも受験を決めた経緯は以前のnoteにまとめているのですが、
これが隣の県に目を向けると状況が一変します。
電車通学1時間、1時間半を覚悟すればそこまで受験勉強を求めない面白いことをしている学校がたくさんあったのです。公立の面白い中高一貫校もあり、夫の仕事がなかったら家族で転居したいほど県で状況が違いました。
中学受験を通して教育格差を感じたできごとでした。
長女は自由時間を大切にしたいということで、地元の学校を受けることを決めました。1校だけ遠くてもここなら!という非常に自由度の高い学校も受けます。
さらに理念は好きだけれど勉強が間に合わないという理由で迷っていた学校も受験することを夏明けに決めました。全く滑り止めではなくさらに難易度があがりました。
受験に社会が必要になりるのですが、それを正味数か月の勉強でやると言い出しました。
親にしたらおもわず「それ、今決める!?」という感じでしたが、
塾の先生はすごいです。誰も止めませんでした。
むしろ本人のやる気を見ておすすめの問題集を紹介してくださったり、受講していない社会のプリントもくださったり、アドバイスもしてくださいました。そして最後の模試では「この結果をあなたは誇っていいですよ」と言ってくださいました。
あれだけ忙しい先生方が個別の状況に応じて対応してくれたことに感謝が絶えません。長女は塾でもまた、自分の行動で周りの協力を得るという体験をさせてもらったように思います。
そして正直社会だけ見れば、点数は合格点に届かないでしょう。それでも他で取ればカバーできるところまで持って行った長女よ。あなたはすごい。
頑張っている姿を見ているから努力が実ったらいいなと思う気持ちもあります。けれど今もやっぱり中学はどうであれ高校は高校で色々面白そうな学校があるじゃないと思っている自分もいます。大きくなるにつれて彼女のやりたいにコミットする選択肢も、移動できる距離も広がります。6年生の娘の視点と中3の娘の視点はきっと違うと思う。
でも今だけは全力で長女を応援したい。
いつも通りのあたりまえの空気と規則正しい生活とバランスのよい食事を提供していこうと思います。
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