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開発ストーリー幅広い世代から愛される「丸鶏がらスープ™」のリニューアル

鶏肉とがらをじっくり煮出した、本格鶏がらスープの素「丸鶏がらスープ™」。固まりにくい小さめのさらさらした顆粒。そこには、あっさりしているのにコクのある深い味わいが凝縮されています。

おうちではなかなか出せない、鶏本来の風味がギュッとつまっているこの製品。スープはもちろん、鶏だしの鍋や炒めものなど、あらゆる料理をおいしく仕上げてくれることから、数ある味の素社製品の中でも人気が高いもののひとつです。

そんな「丸鶏がらスープ」が、2022年の秋からリニューアル!

これまでの「丸鶏がらスープ」の歩みや、リニューアルによって何が変わるのか、そしてリニューアルにかける担当者の想いを伺いました。

おうちでも手軽に“丸鶏”の風味を楽しめる!


――来年、発売から30周年を迎えるという「丸鶏がらスープ」。商品の特徴を教えてください。

山﨑さん:何といっても、鶏を丸ごとじっくり煮出したおいしさです。さらさらの顆粒をお湯に溶かすだけで、鶏がらを煮出したような本格的な味と風味をご家庭でも楽しめます。

また、スープの素だけでなく、調味料として使えるのも大きな特徴です。パスタやナムルのほか最近流行りの無限レシピにも使えますし、「ちょっと物足りないな」なんてときに、塩・胡椒の代わりに振りかける方もいらっしゃるんですよ。

味の素社から出ている製品の中でも汎用性が高く、いろんな料理に活用できるので、発売から約30年が経つ今でも毎年のように売上を更新し続けています。

――毎年売上げを更新……!

山﨑さん:特に、おうち時間が増えてからの伸び率はすごいですよ。通常だと前年比105%以上で「売れた」とされる中、前年比120%以上もの売上を伸ばした年もあります。また、高水準の売上をキープし続けているのもこの製品のすごいところなんです。

――なぜ売れ続けているのでしょうか?

山﨑さん:おうち時間が増えたことにともない、自炊する人も増えたからだと思います。最近では、手軽にメニューが検索できるレシピアプリがたくさん出ていますよね。ありがたいことに、「丸鶏がらスープ」を使ったレシピもたくさん公開されています。そこで、料理初心者の方にも「これを使うと簡単においしい料理ができるんだ!」と認識していただいたことが、おうち時間が増えてから売上が大きく伸びた理由のひとつですね。べんりで汎用性が高いから、リピーターがすごく多いんですよ。

――「丸鶏がらスープ」はこれまでに何度もリニューアルを行っているそうですね。

山﨑さん:そうです。たとえば、湿気で顆粒が固まってしまうのを改良したり、持ちやすいボトルに変更したり。 “丸鶏ならではのおいしさ”をストレスなく楽しんでいただけるよう、発売から定期的に改良しています。

――味の変更もしているのでしょうか?

山﨑さん:もちろんです!「丸鶏がらスープ」の味の特徴である年齢や生活スタイルを問わず愛される優しい味を大事に、丸鶏本来の味や風味をより引き立たせる改良をし続けています。

「丸鶏がらスープ」は、年齢や生活スタイルを問わず愛される優しい味。これは、時代が変わっても普遍的なおいしさだと思うんです。そのため、味を変化させるというよりは、丸鶏本来の味をより活かすための改良をし続けています。

開発担当者だけじゃない。たくさんの人の力で完成した、
過去最高にべんりでおいしいレシピ


――今回、5年ぶりにリニューアルした「丸鶏がらスープ」が発売されるそうですね。どんなリニューアルをしたのか教えてください。

山﨑さん:はい。先ほどもお話したように、より深いコクが楽しめるようになりました。口に入れた瞬間に丸鶏の風味がフワッと広がる当社独自の新しい原料を採用しているんですよ。

おいしさはそのままに、新技術を取り入れながら全体のバランスを整えるようレシピ開発を進めて行くのは、大変なことも多かったですね。現在のレシピに辿り着くまでには100案以上検討を重ねました。

――100案以上!?

山﨑さん:新商品の開発ならばともかく、リニューアルでこの数のレシピを検討するのは珍しいかもしれません。それくらい、今回のリニューアルには力を入れているんです!

――それだけの数のレシピを検討するのは大変だったのではないですか?

山﨑さん:わたしが「丸鶏がらスープ」の担当になったのは2021年の7月です。そのころにはすでに100案から5案まで絞り込まれていたのですが、担当を任されたばかりのわたしは生活者の方がどの味を好まれるのかまったく想像できないし、試作品を飲み比べても味の違いがわからないような状態で……。

でも、開発担当者や工場の方々、そして開発に協力してくださった生活者の方など、多くの関係者のおかげでこれまでで最高レベルにおいしいレシピが完成しました!わたしだけの力では作り出せなかった、たくさんの方の汗と情熱が詰まった製品なんです。ちなみにわたしも、今では原料や分量が少し異なっただけで「いつもの味と違う!」と分かるようになりましたよ(笑)。

山﨑さん:パッケージや味のほか、今回のリニューアルではCMも変更しています。風味は優しいのに、しっかり味が決まる。そんな「丸鶏がらスープ」の良さをより多くの生活者の方にお伝えするために、優しい雰囲気を持ち合わせながら芯のある演技で人々を魅了する、芦田愛菜さんにイメージキャラクターを務めていただいています。嬉しいことに、芦田さんは普段からご家庭で「丸鶏がらスープ」を愛用してくださっているそうなんです。

また、CMの為にこの製品の最大の特徴である「丸鶏をじっくり煮込んでいること」を歌にしたオリジナルソングも作成しました。 楽しそうに歌いながら、「丸鶏がらスープ」の素を使って料理をする芦田さんをぜひご覧ください!

大幅改訂の中、“あえて”リニューアルしなかったこととは?

実は「丸鶏がらスープ」の注ぎ口は、昔から笑顔マークになっている。これは、料理をするときに少しでもほっこりして楽しい気持ちになってほしいという遊び心から

――今回のリニューアルでは、さまざまな変更を行ったのですね。

山﨑さん:はい。一方で、“あえて変えなかったこと”もあるんです。

――あえて変えなかったこと?

山﨑さん:今回のリニューアルでは、パッケージデザインも大幅に変更することも検討しました。しかし、結果的にこれまでのデザインを活かした微調整をするだけにとどめたんです。理由は、生活者の方が「丸鶏がらスープ」を購入するとき、これまでのパッケージデザインを目印に購入されている方が多かったから。

生活者の方の調査では、「丸鶏がらスープ」といえば「丸」をかたどった背景と「赤」色であること、そして鶏のイラストのイメージが印象に残っていました。

――どのような調査を行ったのですか?

山﨑さん:「丸鶏がらスープ」を知っている方を集めて、何も見ずにパッケージの絵を書いていただきました。そうしたら、ほとんどの方が背景を赤く塗りつぶして、その上に円を描いていて。

――「丸」と「赤」イメージが浸透していたのですね。

山﨑さん:そうなんです。特に、競合の多い鶏がらスープの市場で、鶏を「丸」ごと煮込んでいるのは味の素社独自の強みになっています。だから、今回の改訂ではこれまでのパッケージを活かしつつ、より「丸」を強調させるデザインにしました。パッケージからも、「丸鶏がらスープ」の特徴が伝わるとうれしいですね。

生活スタイルや世代を問わず、誰にでもオススメ!
開発担当者一押しのレシピは?


――シンプルなおいしさと汎用性から、主役でも脇役でも大活躍な「丸鶏がらスープ」ですが、山﨑さん一押しのレシピはありますか?

山﨑さん:CMの中で芦田さんが作っている、「くずし豆腐と卵のスープ」はぜひ試していただきたいです!作り方は、キャベツをざく切りにして、豆腐と卵と一緒に「丸鶏がらスープ」を溶かしたお湯で煮込むだけ。シンプルなレシピだからこそ、丸鶏ならではの風味をダイレクトに楽しめる一品です。

――わぁ、おいしそうな香り!短時間で簡単に作れるから、疲れているときや朝の忙しいときにもよさそうですね。

山﨑さん:そうなんです!また、水にも溶けやすいサラサラ顆粒だから、火を使わない料理にもつかえます。「丸鶏がらスープ」で作った冷やしそうめんやナムル、無限レシピも絶品ですよ!

――山﨑さんはプライベートでもよく「丸鶏がらスープ」を使うのでしょうか。

山﨑さん:自宅でもよく使いますね。我が家には0歳と2歳の子どもがいるのですが、2歳の子供は妻が作ってくれる「丸鶏がらスープ」の料理(炒め物やスープ)をよく食べますし、私も大好きなんです。実は、「丸鶏がらスープ」に含まれているアレルゲンは「鶏」だけ。シンプルな原料でつくられているから、子どもにも安心してあげられます。

「丸鶏がらスープ」は子どもから大人まで、そして単身者からファミリー層まで自信を持ってオススメできる、優秀な製品です!

「丸鶏がらスープ」で、料理を楽しもう


さらさら顆粒をお湯に溶かすだけで、心がホッと温まるおいしいスープのできあがり。優しい味と汎用性の高さから、味の素社が運営するレシピサイト「レシピ大百科」には、「丸鶏がらスープ」をつかったレシピは1466件も掲載されているんです!

冷蔵庫に余っている野菜で何か一品つくりたい人も、疲れ果てて家でゆっくり食事をしたい人も、これから自炊をスタートする人も。今週末はリニューアルしてさらに風味豊かでおいしく便利になった「丸鶏がらスープ」を使って、おウチごはんを満喫してみませんか。