社会復帰

ついに仕事が始まった。2年弱ニート生活をしていたので久しぶりの社会復帰はものすごく緊張して発作が起きそうだったけど薬を飲んでなんとか耐えた。職場の人たちとは全員入社前から顔見知りではあったけど、改めて社員として顔を合わせるとなると今までのような"お客さん"扱いはされないのだなと変に意識してしまいガチガチ。オドオドしているし絶対気が利かない奴だと思われてそうだけど皆さん優しくてもう…。完全に勢いでこっちに来てしまったけれどこれで良かったのだろうか?と不安になる夜もあった。でも、毎日デザインの話をしたり久しぶりにさわるCADはやっぱり楽しくて 私はずっとこんな生活がしたかったのだなと改めて気付かされた。
前の職場では設計チームではあったけど所詮CADオペみたいな感じで責任だけ押し付けられてデザインに真正面から向き合うことができていなかったし、下っ端のペーペーが言う意見なんて全部覆されてもどかしい思いを何度もしてきた。これからも暫くはアシスタントという立ち位置ではあるけれども、名刺や事務所のHPに"デザイナー"と明記されていることがなんだかくすぐったい。
とりあえず今週は現場に行ったり簡単な作業を任せてくれてなんとか乗り切った。残業代出ないけどみんな普通に定時から1時間過ぎるくらいまで帰る素振りを見せなくてヒエ〜ってなったけどそれにも慣れた。適応の速さよ。というか普通に仕事が終わらん。引くほど記憶力がないのでその日のうちにある程度終わらせてしまわないと無理になる。仕事ってこんな感じだったなと久しぶりに社会の荒波に揉まれておりますが私は元気でやっています。

会社に常駐しているスタッフは私を含めて4人。それに加えて福岡や東京で活躍されている建築家やデザイナー、カメラマンさんなどいろいろな人のサポートの下で仕事を進めていく。会う人みんな優しくてあたたかくて本当にいい環境に身を置かせてもらっているなとしみじみ感じる。
就労移行に通っていたことで手帳を取得して障害者雇用での就職を勧められたりもしていたけれど、やっぱり私は自分の好きなことやものに囲まれた生活を送っていきたい。部屋でも仕事でも。だから私は大変かもしれないけど、鬱が再発するかもしれないけれど、せっかく声をかけていただいた貴重な機会を逃すわけにはいかなかった。この先楽しいことばかりじゃないってことは痛いほどに分かっている。前職の時もそうだったし。だけど私は自分で選んだこの道を後悔したくないから今の気持ちをここに残しておく。いつかまた辛くなったときに読み返せるように。
とりあえず来週も現場立ち会い行かせてもらったり忘年会もあるから楽しみ。年末までひとまず頑張れば大好きな犬や家族に会える。そう思ったらなんだか頑張れそうな気がする。
私の人生限界うつ病ニート編はこれにて終了〜アトリエ系社畜編の始まりです。

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