眉ティントをした

長らく逡巡していた眉ティント、ようやくデビューしたので記録しておく。

なんで即断できなかったかというと、私は髪の毛も眉毛も黒だけど、売ってる眉ティントはだいたい茶系だからだ。髪の毛が黒いのに眉毛が茶色いの浮くやろと思ってなかなか決断できなくて、なんで黒〜灰色系の眉ティント無いんや〜と思ってはぐるぐるしていました。

でも、外に出る(受け取りが必要な宅配便がくるとかも含めて)時に、何は無くとも眉毛は要る。印鑑要らずとも眉毛は要るんです。

眉毛を描かなきゃいけない、すると描いた眉毛が汗や摩擦で落ちないようにパウダーをはたかなければならなくなる。パウダーをはたくと顔の彫りがいくらか平坦化する(気がする、し元々平坦な顔だということもある)からまぶたや鼻筋などになんらかをちゃちゃっと塗ったり、眠たい目を演出する立役者こと下向きに生え揃った睫毛をビューラーで上げなければならなくなる。するとビューラーで上がった睫毛を固定するためにマスカラを塗らなければならなくなる…と、一つやり始めると結局全部やるはめになる。眉毛だけ、とは中々ならないのだ。

最低限のメイクしかしてないけど、例えばゴミ捨てに行く時も誰かとすれ違う可能性がある限りこれをやらなきゃいけない(いけないことは無いんだけど、私はやらなきゃ外に出たくない)のは結構面倒に感じる日も多い。

前置きが長くなったけど、眉ティントを導入したらどういう変化が自分に訪れるのだろうか、という興味が尽きなかった。もし全然妥協できない茶色の眉毛が爆誕したら3日くらい引きこもれば良いやん、と割り切って眉ティントをすることに決めました。

やる前に眉毛付近の油分やらをちゃんと落としてからじゃないと眉ティントに悪かろうと思い、風呂上りにチャレンジすることに決めた私。風呂から上がって身体を拭いてタオルを巻いて、顔の下半分だけ保湿して早速眉ティントを始めました。

これ、もう少し後になってから完全に早まったなと気付いて反省したのだけど、せめて服を着て髪の毛をタオルで巻いたりもしくは乾かしてから眉ティントした方が良いです。

眉ティントを塗る前にペンシルで眉の輪郭をなぞっておいた私、そこは早まらずに良い仕事したと思う、偉い。人間、気が焦ると細かいミスをしてそれが後に重大な事態を引き起こしがちですからね。ただ素肌にペンシル、全然滑らないから地味に痛い。根気。

眉の輪郭をとったら眉ティントの液体を塗っていく。その前にちゃんと綿棒を準備しておくこと。輪郭の外にはみ出したらすぐに拭いちゃえば跡形も無いです。

毛が生えている部分に塗るのと毛があんまり生えてない部分に塗るのとでは難しさの種類が違う。毛が密集してるところは毛に液が付着して皮膚にあんまり届いてない感覚だった。一方、毛があんまり生えてない部分を塗るのに頼りになるのは最初にひいた輪郭の線のみ!これが無いとイメージ上の眉毛をインストールすることになります。あと、視点を眉毛だけに集中せずに時折顔全体に移しつつ塗っていかないと、ただただ立派な眉毛が誕生してしまう危険性がある。

前者の毛が密集してるところについて、眉ティントをぺりぺり剥がし終わってから分かったことがあるんだけど、あんまり丁寧に塗らなくても良いかもしれない。なんか全体が同じトーンで濃い眉毛になっているので…いやそんなに不自然でもない…?(要検証)

ちなみに私は眉頭は毛がちゃんと生えていて眉山以降がまだらにしか生えてない(若い頃、勉強机に鏡と毛抜きを常備していて行き詰まったら眉毛を抜いて息抜きとしていたので…)タイプなんだけど、そのタイプの人は眉山以降の普段書き足している部分にしっかり塗って眉頭はぺぺぺっと塗っておけば良いのかも?もし足りなかったら日々の化粧時にアイブロウパウダーとかマスカラの類で整えればなんとかなりそうだし、まだら眉毛じゃなくなればとりあえず化粧せずともゴミ捨てくらいには行けるでしょう。

私が昨日眉ティントを塗ったのは17時くらいで、剥がしたのは今朝の6時だから13時間放置したってことかしら?朝の洗顔は水だけなんだけど、躊躇なく洗っても眉毛ちゃんと残ってた。そりゃそうなんだけど。顔洗ってもちゃんとした眉毛あるのちょっと感動しますね。

あとはこれがどれくらい保つのかな(っていうか消えるまでにどういう変化を辿っていくのか)ってのが気になるところです。完全に消える前にまた眉ティントしたら眉毛の永久機関なのでは?!?!

最後になりましたが、懸念だった髪の毛の色と眉毛の色のバランスはとれていたのでほっとしました。フジコの一番濃い色を使ったので、髪の色が暗めの人や眉毛の色は濃いのが好きなんじゃという人は参考にしてください。

日々の化粧の手間を省くという実用的な側面の評価ももちろんあるのですが、すっぴんでちゃんと眉毛ある自分、めっちゃかわい〜!!って朝からアガるのが最高。

パンを焼くために使わせてもらいます