近況

Kindle oasisを買ってから、毎日なんらかのまとまった文章を読む習慣がついた。夜寝る時にベッドに持って行ってもiPhoneで読むよりなぜか罪悪感を感じにくいのも良い。とは言え、ベッドには身一つで行くのが何よりも良いことには変わりない。今朝読み終わったのは“育てられない母親たち”という本。多様性を受け入れるためには、世の中には自分の想像の範囲外の出来事が溢れていることをまず知っておかなければならない。これは以前ロビイングの本を読んだ時にも思った。

歯科の定期検診の予約をしなくちゃいけないなと思って二週間くらい経って、さっきようやくした。偉い。今の状況になってからどこかが痛むわけでもないのに病院に行くことに罪悪感がある。でも生活は続いていくものだし、身体は一生付き合っていくものだし、専門の人にきちんと診てもらうのは大切なことだよなと気持ちを強く持ちなおした。

同じく足が遠のいてしまうのが美容室で、もうほんとそろそろばっさり切りたいのに全然行く予定を立てられない。いつもの美容室は隣の県にあって、県を越えるのが気まずいならいっそのこと近所の美容室を開拓したら良いのでは?ともう何度も自問自答しているのだけど、ずっと同じ人に切ってもらっている安心感と一からなにもかも説明しなくても良い心地良さには代えられず踏ん切りがつかない。と言いつつ、明日になったらいきなり切ってるかもしれない。

手荒れが辛いから薬を塗って就寝していたけど一向に良くならず、薬局で綿手袋を買ってきてそれを着けて寝ること一週間くらい経つのだが、ようやく回復傾向にある。嬉しい。

綿手袋は100〜200円の幅で二種類売っていた。サイズはどちらもMとLがあった。ぱっと見た感じどちらも同じような作りだったので、安い方のMサイズを買った。大体こういうのはMサイズでちょうど良いと思って買っても一度洗濯したらキュンキュンに小さくなるんだよな〜と思った。でもそれを見越してはじめから大きい方を買うのは実験心にもとる。決めつけも良くない。そうして買ったMサイズ(安価)は案の定一回の洗濯で指はキュンキュン手首はひらひらのユルユルになった。ほらね。

次に薬局に行った時に高い方のLサイズを買った。さて何がどれくらい違うんかねとワクワクしながら包みを開けたが、装着した感じ若干こちらの方が大きい…のか…?くらいの違いしかなかった。まあでも洗濯したらぱっと見て分かる値段の高さゆえの良さがあらわれるはずと思って寝て起きて、洗濯した。もう言わんでも分かると思うけど、洗濯してキュンキュンになるのもひらひらユルユルになるのもやっすくてもたっかくても一緒!だった。むしろ高い方のが縫製が雑で少し悲しかった…個体差…?それでも手荒れには優しい絹手袋、ちゃんと己の良さは発揮してくれているのだと思う。ありがと。

お盆が終わると私の冬物の編みシーズンが到来する。今年はまずマフラーを2枚編むことにした。冬の毛糸が好き。夏のスルスルとした糸で編み物をするのと、冬のむちむちとした糸で編み物をするのとでは気持ちが全然違う。涼しい部屋で冬のものを編むのはなんだか可笑しく、そして楽しい。まだまだ全然寒くなる気配なんてないのに、ぼーっと過ごしているとあっという間に冬がきてしまう。だからまだまだ暑くてもゆっくりしっかり冬物を編む。春になるまでに何着編めるかな。ちなみに今年の夏は4枚?5枚?タンクトップを編んだ。

編み物をしながら本を読む日もあれば、映画を観る日もある。この一週間で“彼らが本気で編むときは”と“君に届け”と“ワンダフルライフ”と“こんな夜更けにバナナかよ”と“突入せよ!「あさま山荘」事件”と“そらのレストラン”を観た。

“君に届け”に井浦新さんが出ているの初めて知った。めっちゃ若い。でもワンダフルライフはその11年も前だからもっともっと若い。映画ってすごいな。

井浦新さん続きで“実録・連合赤軍 あさま山荘への道程”を観ようかと思ったけどちょっとヘビーだな…と思いやめた。代わりに観た“突入せよ!〜”の方は役所広司さんが主役で、そういえば最近役所広司さんのこと好きっぽいんだよな〜私…ということにますます気が付きつつある。“関ヶ原”や“清洲会議”を観て、全然顔が違うところ(役者にとっては当たり前のことなんだろうけど)にハッとしてから、役所広司さんが出演してるとちょっと観たさが増える。あとこの映画の天海祐希さんの表情がすごい可愛い。

“こんな夜更けにバナナかよ”はちょっと前に本を読んでいたので観た。この映画、キャスティングすごいな…と思った。この俳優じゃなくてあの人だったら…みたいな想像にすら至らない時、「キャスティングすごいな…」と思う。

“そらのレストラン”はAmazonプライムにおすすめされたので観た。マキタスポーツさんが好きなんだよなあ…好き…大泉洋さんがカブ(なのかなあれ)を運転してるのを見てちゃんと運転してるなあ当たり前だけど、と思ったらその後鈴井さんも出てた。北海道の役所の人で、農家に対してトマトが嫌いって公言する人はかなりヤバいだろ…と思った。あと家の中に小さな薪オーブンがあるのめっちゃ良いな〜。

はあ。とりとめがない文を長々と書いちゃった。最後まで読んでくれた人いるのかな…いたら本当にありがたく思います。特に話したいことがあるわけじゃないから連絡をとるほどでもない、でも今日ちょっと良い風吹いてるから一緒に散歩できたら良さそうだし、その先に喫茶店があったら寄って一休みしたい、なんとなく楽しかったらそのままごはん食べたりしたいよね。そんな気持ちがnoteになりました。あ〜、本当にそんなことができるのいつになるのかな。

パンを焼くために使わせてもらいます