煌めきエブリディ

12月1日

すごく久々にnoteのアプリを開いた。

なんてことない日常、しっかり推敲されたエッセイ。作品、趣味、好きなもの語り…。たくさんの人たちの人生を覗き見させてもらった。幸せな人も悩んでいる人も、皆キラキラしてて羨ましい…と素直に思った。毎日仕事に行って、疲れて帰ってスマホを眺めて就寝する日々。

ああ、私の人生にはなんでこんな温かくて人間らしい煌めきがないんだろう。

私は学生時代毎日ブログを書くことを趣味にしていた。今以上の拙い文章で、友人と遊びに行ったことや、好きなアイドルの出ているバラエティ番組が面白かったとか、そのアイドルのライブでオーラス最前列のど真ん中の席を引き当てて大学の実習の前日にヘトヘトになるまで歌って踊って楽しんだとか。今思うと、とても毎日がキラキラしていたように思う。

社会人になって10年くらい経つけれど、あの時の煌めきはどこにいっちゃったんだろう？

そんな気持ちでnoteを読む。声も顔も知らない人たちの日常。なんてことないのに、温かくて。なんてことないのに、心にチクリと針を刺したような痛みを感じて。私だって、負けないくらいのなんてことない生活を送っているはずなのに。

そもそも、本当に私の煌めきは消えてしまったのだろうか？ひょっとして、指の間から溢れてしまっただけなのではないか？限られた私の人生、このまま人生の煌めきを日々取りこぼしてしまうままでいいのか？考えるのも、表現するのも年々下手になってない？

このままでいいの？

気づいたら私の指は今の気持ちをたらたらと綴っていた。下手くそだけど。誰のためでもなく、私のために。自分の気持ちに向き合うために。このなんてことない日々をいつか愛おしく感じる日が来る。そのときに、1つでも多く思い出せるように。

私だけのキラキラ。