見出し画像

過去の転職で戸惑ったことまとめ

人それぞれ、新しい職場環境に入ったら、色んなことに驚いたり戸惑ったりするものだと思う。自分が転職した時も、結構戸惑うことが多かった。
過去の自分が何に戸惑って、どのように解決したのかをまとめる。なお私は現職で4社目(グループ内の転籍はノーカウント)である。
今は人事なので、新たに入社してくれた方をお迎えする側としての考えも書いた。

1. ノリが分からない

上司や同僚と、どういう雰囲気でコミュニケーションを取ったらいいのか分からない。

自分の1社目は体育会系な会社で、なおかつ上司や先輩を尊敬してもいたので、カタめなスタンスでコミュニケーションしていた。それを引きずって、上下関係が緩やかな会社に入ったのに、やたら距離を置きすぎてしまった経験がある。

現職では、入社初日から張り切りすぎたエピソードがあり、私の中に黒歴史が刻まれた。みんなが優しく受け止めてくれてよかった。。

まぁノリの問題は、時間が解決すると思う。
迎え入れる側は、入社初期は本調子ではないことをおりこみ済だ。
入社した側も、3ヶ月もすれば会社のノリが掴める。もっと時間がかかったとしても、ノリが合わないことが仕事上の致命的なハードルになることはほとんどない気がする。

2. 報連相の基準

報連相の基準は、自分の習熟度・会社・組織体系などによってかなり左右されると思う。
会社やチームのガイドラインや、明確なレポートラインがあるなら倣えば良いが、ない場合はトライ&エラーを繰り返すことになる。

私の場合、最初のうちは、猪突猛進な性質をおりこんで、自分にとって自然な粒度の3倍ぐらいの細かさで報連相をするのがちょうど良かったと思う。

報連相や情報共有の対象が複数かもしれない場合、伝える範囲も迷いがちだ。迷ったらとりあえず範囲が広い方を選択すればよさそう。
受け入れる側の立場で考えても、自分に不要な情報を伝えてもらって困ることはまずない。相談先が間違っているなら、誘導するだけだ。

3. 自分で決めていい範囲が分からない

これは現職に入社した時に戸惑った。
私は会社として1人目の人事担当として入社した。組織図上のマネージャーは社長だが、実際の業務はグループ会社の人事のひとから教えてもらった(それはそれで、かなりおいしいポジションだ)。
つまり、自分の仕事を誰かがきっちりマネジメントするような環境ではなかった。

社内の人事担当は自分だけで、誰かに相談して決めるべき範囲と自分で決めるべき範囲がよく分からなかった。
最初の3ヶ月ほどはミスしたくない気持ちが勝っていた。考え続けても解決しないようなことを延々と考え続けたり、そうかと思えば、自分なりに考え切らない状態で何でもかんでも色んな人に相談しまくったりしていた。今思えば甘い考えだった。
その結果、よく分からない時間の使い方をして、新しい求人票を作って公開するだけのことに何週間もかけたりした。

自分は運良く指摘してもらえて軌道修正できたが、そうでなかったらと思うと恐ろしい。

実際に周囲から指摘してもらえるかどうかは運に依存するが、指摘してもらいやすい振る舞いはした方がいい。誰かに教えてもらったことをすぐに素直にやってみるとか、「こうしようと思うがズレてないか」と人に確認するとか。

4. 給料に見合う貢献ができているか不安

入社して「最初はゆっくり学んでいきましょう」とか言われても、中途入社した立場では、「早く目にみえる成果を出したい」と焦りやすいんじゃないか。わかる。

こればかりは解決の小ワザが無いと思う。
今でこそ、自分の入社当初を振り返って「不安がる余裕があるなら、目の前の仕事に集中して実力をつけるべし」と思えるが、渦中だと不安なものは不安である。

受け入れる側は、不安がっている本人の気持ちを宥めるコミュニケーションだけでなく、ちゃんと実力をつけてもらうためのサポートができると良さそう。


いい締めの言葉が見つからないが、どうせなら楽しく活躍できるよう頑張っていきたいものである。ごきげんよう!