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キャンプ飯~麻婆豆腐鍋

キャンプの夜はつまみながら呑んだくれて、寝る前に〆のインスタント袋麺かうどんのメニューが定番だ。
キャンプメシの条件は「早い旨い安い」はもちろんだけど、私にとって大事なのは「明日の朝食にも使える」と「洗うのも簡単」の条件も加わる。
近頃の自分的トレンドは「麻婆豆腐鍋」だ。

早い旨い安い

皆さんご存知『丸美屋の麻婆豆腐の素』2食入りで160円くらい、箱から出せばコンパクトで無くしてしまうほどの大きさだ。
箱は捨てて中身だけを持っていくもんだから箱裏の「作り方」は読んだことがなかった。何気なく読んでみたらだいぶ違う作り方をしていたみたいだ。

箱裏のレシピ

焚き火台に火を入れて、始めこそ盛大に燃やすけど、初めに投入した薪が崩れ落ちたら適当量の薪を加えて炎がまんべんなく行き渡るように火の面倒を見る。薪が燃え崩れて熾が底板に溜まったら新たな薪は入れないで調理開始。

熾ができるまでは派手に燃やす
熾が出来たら薪投入は止めて調理開始

麻婆豆腐の素のパッケージには「挽き肉入り」と書いてあるが、それを信じちゃいけない。仁丹20粒くらいの挽き肉らしきものしか入ってない。
私は「豚小間切れ肉」を使う。理由は安いし、包丁いらずで使えるからだ。

豚コマをゴマ油で炒める。どうせ煮込むから色が変わる程度に軽く炒めるだけでいい。
キノコや白菜多めの鍋用カット野菜も投入。豚コマと混ぜ合わせながら軽く炒める。
ゴマ油でなんとなくテカりだしてきたら水を投入。後から豆腐も入れるのでその増量分も考えながら、水は気持ち少なめにしとかないと溢れて大惨事になりかねない。

水がまだ沸かないうちに麻婆豆腐の素とトロミ粉をフライパンに同時投入して混ぜ合わせる。
レシピでは沸騰したら火を止めて溶いておいたトロミ液を入れる順番。沸騰状態でトロミ液を入れるとダマになるかららしいが、「だったらぬるいうちに素とトロミ粉を同時投入して沸騰させたほうが楽じゃね?」と思ったわけだ。たぶん間違ってはないと思う。

手のひらの上で木綿豆腐を賽の目に切って投入してから水を少し加えて適当量にする。豆腐をなるべく壊さないように優しく混ぜ合わせたら蓋をして沸騰を待つ。

トロミが沸騰してプツプツ泡立ってきたら完成は近い

やがて沸騰、最初の沸騰からトロミの中でグツグツしてると、より味が染み渡りそうな気がする。ニラを千切って投入したら蓋を締めて火から降ろして少し冷ます。

ニラは予熱調理で十分
完成、今夜も元気だ芋焼酎が旨い。

熱々豆腐と肉をヒーハー言いながら芋焼酎を呑む。シアワセだー。

半分くらいまで食べ進めると腹の具合と相談してこの後の進路(全部食べてしまうか、明日の朝食のおかずに残すか)を決める。どちらにするにせよ、通常の麻婆豆腐よりも水分を多くしたぶんトロミは薄いので洗うのも簡単である。トロミたっぷりの麻婆豆腐にしてしまうと結構洗うのが大変だ。だからキャンプの場合は鍋にしたほうが何かと都合がいい。

〆のうどんのときは溶き卵を流してマイルドに
翌朝のときは全部ぶっかけて麻婆雑炊丼風に

それでも麻婆豆腐の素とトロミ粉はもう1食分残っている。赤貧キャンパーにはありがたいことだ。
ちなみに、クックドゥ干焼蝦仁を使ってエビの代わりに鶏むね肉で水分多めな鍋を作ってみたことがあったけど、アレは味を薄めちゃダメ。
やっぱり麻婆豆腐(大辛)がいちばん重宝する。
コマ肉じゃなくモツやホルモンでも旨く出来そうだ。次回やってみよう。

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