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猪苗代湖 横沢浜~秋山浜~背あぶり山キャンプ場

猪苗代湖周辺にはたくさんキャンプ場があります。
残念なことに、裏磐梯エリアはどこも都会からの遠征客目当ての値段になってしまってとてもじゃないけど使えません。

猪苗代湖

一番人気は天神浜オートキャンプ場でしょうね。でもお高い。そして地元民からすれば北側の志田浜や天神浜はいちばん水が汚いのが昔から有名で、湖水浴は南側の定説が昔からあったのです。だから「水がキレイ…」なんて書き込みを見ると、ちゃんちゃらおかしくなります。浅くて陽当りが良ければ透明度が1mしかなかろうと水はきれいに見えるものです。

オートサイドにはこだわらず、多少汗を流すことを厭わなければ、無料キャンプ場はたくさんあります。
R49を磐梯熱海方面から西に走り、上戸から湖岸道路に入って南に進むと、横沢浜、館浜、舟津浜、舟津公園と続き、少し走ると青松浜と秋山浜、西側の山の上には背あぶり山キャンプ場もあります。どのキャンプ場も予約不要の無料キャンプ場です。(会津若松市の背あぶり山は要予約ですが、平日ならば直接行って断られたことはありません)

横沢浜から舟津公園までのロケーションと風向きはほぼ一緒、私はよほど強烈な西風じゃない限りは第一希望は横沢浜です。横沢浜の南部分にはトイレ棟と炊事棟がありますが、私が好むのは北の方です。
ここには決められた駐車場はなく道路沿いの草地に車を停めて20mおきくらいに作られた防風林を横切る通路を2-30mほど歩いて湖畔に出ます。
通路1本にテントを張れる空き地はせいぜい2つか3つしかありません。だから通路正面に車が停まっていれば先客がいることは一目瞭然、別の通路にアタックすることになります。
他の浜と比べても空いているし、車が停まってない通路を選んで設営してるので、ほとんどが完ソロになります。
設営が終わったら水は車で汲みに行くし、撤収後にも炊事棟に寄ってクッカーを洗ってごみ捨てをして帰ることになりますが、完ソロの魔力には負けてしまいます。

横沢浜 ここがいちばんのお気に入りサイト
見知らぬキャンパー同士が繋いでいる風避けや薪がふんだんにある
次に使う誰かのために補給してから帰ります
横沢浜 夜景はR49付近
横沢浜 朝の磐梯山
横沢浜 朝の浜には物騒な足跡があるときもある
横沢浜 晴れると気持ちいい

西風が強く湖水が巻き上げられて顔にかかるくらいの時は設営をあきらめて素直に移動します。舟津公園まではほとんど変わらぬ気象なので、西側が開いてない秋山浜か青松浜の2択になりますが、青松浜は砂浜設営しかできないのでたいていは秋山浜に設営することになります。

シーズンオフの秋山浜
秋山浜 餌付けしてないから湖畔北部ほどではないが野良白鳥も集まる
秋山浜 飯豊連峰の雪は最後まで残る

横沢浜から秋山浜までの郡山市管轄のキャンプ場は全てシーズン中はゴミ箱も設置され分別すれば捨てていけます。そして無料でいちおうは通年使用可能と公表されていますが、11月から翌春まではトイレは閉められ水道は停められますので自己責任でならばキャンプはできます。
ただし、湖水浴シーズンの週末は避けたほうが無難です。朝早くからジェットスキーが湖面で轟音を発し、ファミリーやグループキャンプが集まるのでソロキャンプには不向きです。

背あぶり山キャンプ場は昔スキー場だったらしく背あぶり山山頂にあり、猪苗代湖を上から見下ろす感じになります。
熊の活動区域らしく、テント場は熊よけの通電ケーブルに囲まれています。トイレは決心が必要レベルと覚悟してれば怖くないです。車は電気柵の外の駐車場に停めます。
近くに風力発電の風車も回り、山頂なので風も覚悟したほうがいいです。
個人的には見慣れた角度の磐梯山もいいけど、背あぶり山からの磐梯山も好きで、年に一回は訪れておきたいキャンプ場です。

背あぶり山キャンプ場
背あぶり山キャンプ場
背あぶり山キャンプ場 電気柵の中
背あぶり山キャンプ場 会津盆地に沈む夕陽
背あぶり山キャンプ場 猪苗代湖から昇る朝日

追記
今年の夏から猪苗代湖水面の航行区域の規制が厳しくなるようだ。
拡大して見てみると湖水浴場やキャンプ場の沖は軒並み航行禁止区間に指定されているようだ。夏の猪苗代は混んでて騒がしいのが当たり前だからキャンプは避けているけど、期間については何も記していないから通年ルールだとすれば大歓迎だ。
「水上バイクやモーターボート等の動力船をはじめ、カヌーや手漕ぎボート等の動力を持たない船舶(非動力船)も含めたすべての船舶を対象…」とあるからSUPキャンプを楽しみにしている人はお気の毒にと思うけど、去年秋山浜でSUPの死亡事故があったからしょうがないんでしょうね。。

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