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2017年1月31日・2月1日アスタナ出張、再び

再びアスタナ出張です。今回は一人旅…。う、心細い!!!!早朝にバグランさんがマンションの下まで迎えに来てくれて、空港まで。早朝にもかかわらず、ゆっきょも起きてくれて、朝ごはんを作ってくれたので、空港ではゆっくり搭乗時間を待つだけ…。だったのだが、やっぱりトラブル発生!!!!

セキュリティーを通って空港内に入り、チェックインを済ませ荷物も預けて。最終の再度セキュリティーを通過しようとしたら、女性の係員が来て何やら言っている。当然何を言ってるか分からない。でも身振りでどうも呼ばれているっポイ。ベルトコンベアに載せた荷物を取って行こうとしたら、すごい勢いで「そこに全て置いて、すぐに来なさい!!!!!!!!!」(想像だが間違っていないと思う。すごい剣幕だったから。)と、そのまま連行。(←でも、私は何も悪いことしてないし、少なくとも怪しい行動はとっていない。)

パーテーションで仕切られた別室に連れていかれ、ボディチェック。ポケットの中のメモまでチェックされ、この間2~3分。もっと長い時間に感じられたけど。結局何もなく(当然)解放された。ドキドキしていて、やっと自分の荷物をもらって取りあえず待合室の椅子に座る。何だったんだろう???と思い返し、パスポートもチケットも放置させられていたことに気が付いた。やばい!あのパスポート無くしたら始末書もの!!!!!

慌ててゲートに戻ったら、係の人が持って来てくれるところで、無事手元に戻って来た。パスポートだけはどんなに混乱しても離さないようにしなければ!!!!

あまりの事にしばらく呆然。でも、無事を喜ぶ(?)

飛行機は予定通り飛び、あっという間にアスタナ到着。機内で配られたブリトーはお腹いっぱいなので持ち帰る。前回と同じく、空港までタクシーは読んでもらい、行き先等も告げてもらっていた。金額は2700〒今回は問題なく、ホテルまで適正ルート、適正料金で送り届けてもらえた。

チェックインにはまだ早い時間だったけど、普通に部屋に案内してもらった。料金は帰りでも良いと言われたけど、お金持ってるのも嫌だし、追加料金なしの早めのチェックインを撤回されないように、支払いを済ませた。

今回の出張のメインイベントは、アスタナ分室のJF講座の修了式。修了式は夜なので、分室に行くのは午後からで大丈夫。なので、1時間ほどホテルでゆっくりして、さっきのブリトーとコーヒーで昼食を済ませた。

1時前にお願いしていたタクシーが来て、分室の入っている大学Kazguuまで。前回は入口に至る階段がカチカチに凍っていて怖かったけど、今回は人がたくさん通った辺りはそれなりに溶けていて、何とか滑らず入口に辿りつく。

この階段がカチカチ、ツルツルに凍っている状態を想像して頂きたい。死者が出ていない(と思う)が不思議なくらい。

分室では、現地講師のエレアノラ先生とファリダ先生が迎えてくれた。このファリダ先生は佐々木希似の美人さん。ちょっと不思議ちゃんな感じも結構私には馴染みやすい。エレアノラ先生は学生時代の友人に似ていて、やはり馴染みやすい。初対面だと思い、2度目(しかもあったすぐ翌日)に「初めまして!」と元気に挨拶してしまったのは内緒の話(笑)

ボランティアによる書道教室で書かれた作品も展示されていて、その出来にビックリ。私日本人だけど、こんなに書けない!!!習字教室3ヵ月でやめてしまった過去。

しばらく二人と話していたら、お手伝いの受講生やボランティアの方々が集まってきた。日本留学の募集に応募したいという受講生の方と話したり、しているうちに修了式の時間に。修了式には大使ご夫妻をはじめ、大使館職員の方が数人ご列席くださるとの事。アルマティとはまた違った緊張感。

大使のご挨拶。

ボランティアの皆さんのダンス

超マニアックなアニメクイズに参加してくださっている大使ご夫妻と大使館職員に皆さま。

ヴァイオリン演奏まで飛び出し、和やかな良い修了式だった。

翌2月1日は、今回の2番目の目的の国立図書館の見学。ここは2月半ばから一般向けの講座を開くための場所を提供してくれることになった場所。アスタナのシンボルタワーバイテレクの横の立地で、便利な事もあり今後の講座運営にどのように利用できるか、見学しておくべきだと判断。

この図書館はアスタナ万博も見据えて、職員の語学研修を強化している。館長さんが韓国留学の経験もあることから、アジア系の言語にも関心が高い。そんな経緯もあって、図書館職員が無料で講座に参加できることを条件に、場所代は無料で提供してくれるらしい。はらしょー!!!!

ここでも私の前に凍てついた階段が立ちはだかった!!!!!なんで???こんな氷の町で、この建物。危険すぎる!!!!しかも、ここはまだ溶けてない!手すりにつかまり必死で上る。

入口はセキュリティがあり、入れない。まだ、エレアノラ先生も来ない。色々言ってみたが一向に通じる気配なし(←当然)で、名刺出してみよう!と思い、取り出していたら、英語を話す女性登場!で、私が来る時間だから迎えに出てきてくれたことが判明。無事ゲート通過。早めの到着だったのに、この感じ。まるで日本。はらしょー。すぐに館内を案内しても良いけど、エレアノラ先生を待つか聞かれ、「待つ!」と即答。色々考えながら見てまわるのに、英語の解説は辛すぎる。日本語通訳してもらえた方が断然楽だし、私の英語力より彼女の日本語力の方が数段上なので、間違いも生じない。そんなやり取りをしているうちにエレアノラ先生到着。

私がイメージしている図書館とは大きく違って、中は目的別、機能別に小部屋に分かれていて、真ん中の吹き抜け天井から自然光が差し込み明るい雰囲気。とてもいい。図書館なのにすごい解放感。

本当は写真撮影なんてダメなんだろうけど、視察と言う事でお許しが出た。

学芸員の方のドンブラ演奏(歌付)素晴らしい声で、聞き入ってしまった。ここまでビザトラブルでツライ日々だったけど、ちょっと役得感を感じられた(笑)

講座で使わせて頂けるスペースは2か所。人数に応じて好きな方を使っていいとの事。

どちらのスペースもインターネット、プロジェクター完備。講座のスタートが待ち遠しくなる設備だった。

じっくり案内して頂き、図書館を後に。ファリダ先生と待ち合わせてランチ。隣のモールの上でグルジア料理。グルジア料理とても気に入っているので、嬉しい。ここで飲んだレモネードがとてもおいしくて!中央アジアではレモネードが一般的に飲まれるらしく、これ以降何度か注文している。

楽しいおしゃべりあり、ファリダ先生が既婚者である驚きもあり、のひと時。私は飛行機の時間もあるので、ホテルに戻り荷物をピックアップして空港へ移動せねばならない時間。タクシーに乗せてもらって、二人とお別れ。

ホテルに戻り、予約してもらっていたタクシーの到着を待つ。以前宿泊したところと同じホテル(今回はシリアの反体制派は泊まっていないことは確認済み)だったので、前回のボーイさんが覚えていてくれて、タクシーからの電話に出てくれたり親切にしてくれた。タクシーに乗り、いよいよ帰宅!と思ったら…乗ったタクシーがおかしい。

エンジンの調子が悪いらしく、信号で止まると次に走り出すまでに何度もエンジンが止まる。走り出しても途中からエンジン音がしなくなり、明らかに惰性で走ってる感じになる。しばらく様子を見たけど、ファリダさんに電話して、代わりのタクシーに来てもらうようお願いしてもらった…が、電話で直接話した結果、後15分で空港に着くから…と。止まったらまずいという運転手の判断で、車を縫うように120キロ越えで走られた時は生きた心地がしなかった。

結局、そのタクシーで空港到着。自分のタクシー運の無さを呪った。

帰りのセキュリティは何事もなく通過でき、飛行機に乗り込む。帰りは時間も遅い事もあり、バグランさんではなくタクシーでの帰宅。今回もタクシーでトラぶった出張だった。