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あるドルオタが死んだ日

ドーモ、アイザワです。

正月休みが終わってしまいますね。
アイサツは済ませましたか?オーゾニは食べましたか?

眠れない夜が暇過ぎて自分語りが捗ります。明日以降から大人しくなります。
今回は自分がドルオタだった時の話です。ドーゾヨロシク!

◆◆◆◆◆

以前、とあるアイドルグループが好きだった。
昔は推しのグッズもそれなりに買っていたし、ライブにも何度か足を運んだこともある。

しかし現在は(コロちゃんの事もあるが)表立ったドルオタ的な活動はしていない。そして、これからも復帰することは無いだろう。

◇◇◇◇◇

そのアイドルグループの存在をきちんと認識したのは社会人になってすぐの頃だった、と思う。
地元を離れて一人暮らしと仕事を始めて、プラス私生活がバタバタしていて精神的にもかなり不安定だった時にそのグループの曲をたまたま聴いた。そこから妙に心に残って、調べていくうちにハマっていった。

(ここからそのアイドルに対してのアイザワの主観)

当時の自分はアイドル=ラブソングみたいな謎の偏見があったので若干苦手意識があったのだが、その時聴いた曲はなんかこう……一応ラブソングという括りにはなるんだろうけど、「センターの子のアクションすげえな……」と驚きの方が強かった。あと本家MVが可愛かった。

今でこそみんな大人っぽくなって「綺麗」という単語が似合うようになったけれど、当時はあどけなさというか幼さというかそういうのが大部分を占めていて、なんかもうそういうのがべらぼうに可愛かった(もちろん今も全員めっちゃめっちゃに可愛いが)。

アイザワは基本的に可愛い女の子が好きなのだが、可愛い女の子同士が仲良くしているのを見るのはもっと大好きである。
そして、そのグループは割とそういうナカヨシをオープンにしていた。そういう歌も出していた。好きにならないワケがない。
ユウジョウ、てえてえなあ。

(アイザワの主観おしまい)

そんなこんなでアイザワは見事にどハマりした。
まさか自分がアイドルにハマるなんて……と最初は思っていたけれど、これがなかなか楽しかった。

このままグループ皆で仲良くやっていってくれたらそれでいい。たとえ誰かが辞める時も、皆なら円満に送り出してくれるだろう。

そんなことを思いながらアイザワはドルオタ活動を細細と行っていた。

◇◇◇◇◇

ドルオタになってから数年、ある日のこと。
メンバーの一人(以下A)が突然脱退することになった。

先の文ではああ書いたものの、ぶっちゃけ辞める時は皆で辞めるもんだと心のどこかで思い込んでいたので「メンバーの卒業」という突然の発表には戸惑いもしたしそれはもうガチで落ち込んだ。アイザワのあまりの落ち込みっぷりに職場の人達も心配してくれて、事情を知っている人は慰めてくれたりした。

アイドルとしてのAは見れなくなってしまうかもしれないけれど、Aだってアイドルの前に一人の人間じゃないか。限られた人生の中でやりたい事があるのならそっちを優先するべきだし、それを応援しないのはファンとしてスゴイシツレイだ。

そう考えることで自分を納得させた。無理やり
卒業ライブでの様子で思うところがなかったと言えば嘘になってしまうけれど、大人の事情的ななんかが色々あるんだろうなあと思い、深く考えないことにした。

しかし……しばらく経ってから、とある出来事が起こった。あまり詳しく書くとどのグループかバレてしまうのでここでは割愛させていただく。
その一連の出来事はファン達には勿論、特に「グループの名前は知ってるけどどういう人達の集まりかあんまり知らない」、いわゆる世間一般の人達にあまり良い印象を与えなかったと思う(これはアイザワの主観です。純粋に祝福・応援していた人も当然います)。

その結果、週刊誌やネットでは事実かどうかも分からない悪意の書き込みでいっぱいになった。前々からAをよく思っていなかったらしい人達も結構暴れた。流れ弾で他のメンバー達も悪く書かれたりもした。
その事にアイザワはめちゃくちゃショックを受けた。

しばらくはAの事も気になってちょくちょく個人アカウントを覗いたりしていた。
しかしそれを見ているうちに、怒りなのか悲しみなのか自分でも訳の分からない感情に支配されそうになったので、Aに関係するほぼ全ての情報を自らの手でシャットアウトしてしまった。

それ以来、どうなったか詳しくは分からない。
多分それなりに上手くやってはいる……と信じたいが、今更自分で調べる気にはなれない。

本人の言葉でも無いものを「もしかしたら本当にそうだったのではないか?」と疑ってしまった。
もうダメだと、限界を感じてしまった。

だから、自分で自分を殺した。
噂や悪意に惑わされて誰かを傷付けるバケモノになる前に。

◇◇◇◇◇

そして、応援していたグループそのものの話。
今でも新曲が出れば聴くし、アルバムが出れば買う。メンバー達がメディアに出てたら嬉しいし、普段は観ないような番組でもゲストとして出演していたらちゃんと最後まで観てしまう。

こうして今もささやかに応援してはいるが、間違い無く一線は引いてしまった。
コロちゃんが大暴れしてるからだとか田舎故の金銭的な問題だとか体力面の問題だとか私生活が大きく変わったからだとか、色々とそれっぽい理由は挙げられるけれど。

純粋な気持ちで応援できなくなってしまった。
それでも応援したい気持ち自体は変えられないので、こうして遠くからお金を投げたりしている。

そもそもアイザワの最推しは(知っている限りでは)別に悪いことなんてしていない。他のメンバー達もそうだし、なんならAだって悪いことをして辞めさせられたワケではない。だから応援することに罪悪感を持つ必要は無い。無いはずなのに。

あの時殺したはずの自分に、首を絞められている。
「信じられなかったお前にそんな資格は無い」と嗤われている。

大袈裟だ、と言われてしまったらそれまでだけれど。

◆◆◆◆◆

これはあくまでも自分の考え方の問題。
なので、別に特定のファンの人を乏しめたいだとか否定したいだとかそういう気持ちは一切無いのでその辺はよろしくお願いします。ケンカは良くないからね。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
カラダニキヲツケテネ!

(おしまい)








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